ドジャースのワールドシリーズ(WS)制覇から一夜明け、メディアの話題はストーブリーグに移りつつある。世界一軍団ドジャースではテオスカー・ヘルナンデス外野手がフリーエージェント(FA)となり、市場の注目を集めている。米複数メディアは、32歳の強打者の去就について言及した。
◆ドジャースの「FA選手」最新動向まとめ キケ&テオスカーの“Wヘルナンデス”残留はあるのか?
■今オフの補強は投手陣優先
今季から1年契約でドジャースに加わったT・ヘルナンデス。キャリア最高の33本塁打を記録し、オールスターゲームのメンバーにも選出された。また、優勝を決めたWS第5戦で同点適時二塁打を放ったように、勝負強さも光った。
FAについて本人は「ドジャースが最優先。来年またこのチームでプレーするために、できることはすべてやるつもり。ただ、自分の手で決められることではない。私がどうこうできる状況ではないが、もし可能ならドジャースを選ぶ」と話し、再契約を希望した。
しかし、多くの米メディアが指摘するように、ドジャースが最優先で補強しなければならないのは投手陣。今季は負傷者が続出し、台所は火の車になった。補強予算を投手獲得に振り向けることは十分考えられるが、それでもドジャースの場合、T・ヘルナンデスを引き留めるだけの財力はあると言われている。
■新天地候補1位は、やはりドジャース
米メディア『ブリーチャー・レポート』は早速、移籍先候補となる上位9球団を提示。やはり1位にはドジャースとの再契約を選んだ。記事は「もし、今季最初のプラン通り、来季はムーキー・ベッツ外野手を内野に戻した場合どうなるか。ムーキーもいない、T・ヘルナンデスもいない、そんな外野陣はパッとしないだろう」と指摘し、チームは再契約に動くと予想。結論として「3年契約で残留することが、双方にとって最善の策だろう」とした。
2位にはロイヤルズをチョイス。加入した場合、右翼とDHでチームを支える存在になると指摘。ボビー・ウイットJr.内野手、サルバドール・ペレス捕手らとの共闘により、打線に厚みが出ると主張した。
3位にはパイレーツが入り、タイガース、ナショナルズ、ブルージェイズ、ツインズ、フィリーズ、ジャイアンツと続いた。
大谷翔平投手とも仲が良く、本塁打を打った大谷に対してヒマワリの種を浴びせるシーンは日本でもおなじみ。来季はライバルとして戦うのか、注目だ。
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