カージナルス三塁手ノーラン・アレナドの獲得へ向けて、アストロズが動きを活発化させているという。米スポーツメディア『The Athletic』など米複数メディアが報じた。アストロズはフリーエージェント(FA)となったアレックス・ブレグマン内野手との再契約を目指していたが、これを諦めてアレナド獲得へ舵を切った可能性が出てきた。
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■トレード拒否条項を保持
MLB公式サイトは14日(日本時間15日)、『The Athletic』の記事を受ける形で「アストロズが三塁手アレナドの有力候補に浮上」と伝えた。
ウインターミーティング以降、カージナルスとアストロズは交渉を活発化させている。ただ、アレナドの契約にはトレード拒否条項が付帯されており、ヒューストンに行くためにそれを放棄するかどうかは不明だという。
アレナドが拒否条項を破棄し、トレードを受諾できるチームは、ドジャースやパドレスのほかエンゼルス、フィリーズ、メッツ、レッドソックスの6球団とされており、アストロズは含まれていない。
■新天地候補にヤンキース
アストロズは先日、カイル・タッカー外野手をトレードでカブスに移籍させており、その交換要員として三塁手アイザック・パレデスを獲得した。ただ、ゴールドグラブ賞10回を誇る名手アレナドの加入が決まれば、パレデスは一塁手を務める予定だという。
アストロズがアレナドに触手を伸ばすということは、同じく三塁を守るブレグマンの慰留を諦めたことを意味する。
アストロズとの再契約が消滅した場合、ブレグマンの新天地としては、ヤンキースやレッドソックスのほかメッツとタイガースの名前も挙がっており、メジャーを代表する三塁手2人の動向が注目を集めている。
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