米スポーツメディア『FANSIDED』は26日(日本時間27日)、「ロウキ・ササキがこれまで面談した球団の中で最も有力な移籍先」と題し、記事を公開。争奪戦に発展している若き怪物右腕を巡っては、ここまで5球団(6球団とする報道も)が面談に臨んでいるが、その中でどの球団が優位に立っているか分析した。
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■トップ遊撃手アダメス獲得が追い風に
ロッテからポスティングシステムを利用し、メジャー移籍を目指している佐々木朗希投手。すでにヤンキース、メッツ、レンジャーズ、カブス、ジャイアンツの5球団(ホワイトソックスを加えた6球団という報道も)が面談を終えたと伝えられている。
一方、佐々木陣営に面談希望を出しているにもかかわらず、招かれていないのが、フィリーズとレッドソックス。そして、面談を控えているのが本命候補のドジャースとパドレスという構図になっている。
『FANSIDED』は今回、佐々木と面談を終えた5球団を順位付け。「ササキと面談を行うチームリストは増え続けているが、日本のエース獲得を巡り、現時点で優位に立っているのはどのチームだろうか」と記し、争奪戦の状況を分析した。
同メディアが最右翼としたのは、ヤンキースやメッツを押しのけてジャイアンツ。「ここ数年、ジャイアンツはFA選手にとって有力な獲得先とは言い難く、昨オフで言えば、ショウヘイ・オオタニ(大谷翔平)やヨシノブ・ヤマモト(山本由伸)とは面談さえできなかった。しかし、今月初めに(FA市場のトップ遊撃手)ウィリー・アダメス内野手と契約し、ついにビッグネームを手に入れた」と説明した。
■「サンフランシスコには多くの魅力」
アダメスの加入によって、FA選手の新天地として十分に魅力的な球団だと証明したジャイアンツ。同メディアは佐々木獲得においても有利な点が複数あるとし、「サンフランシスコには多くの魅力がある。東京への直行便は米国本土のどの空港よりも多く、選手層は想像以上に厚い。ロサンゼルスやニューヨークほどスポットライトを浴びることもない。そして、本拠地オラクルパークはリーグで最も投手有利な球場のひとつだ」と紹介した。
その上で「ナ・リーグ西地区の序列でサンフランシスコより上位にあり、地理的にも同等の優位性を持つドジャースやパドレスを追い落とすのにこれで十分だろうか。それはまだ分からない。しかし、フィールド上での楽観的な理由とフィールド外の条件をすべて満たすジャイアンツがスイートスポットになるかもしれない」と自信を見せた。
1位のジャイアンツ以外は、5位レンジャーズ、4位ヤンキース、3位カブス、2位メッツと順位付けしたが、最後に争奪戦を制するのはどのチームか。ドジャース、パドレスとの面談も含めて目が離せない。
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