フリーエージェント(FA)となっていたテオスカー・ヘルナンデス外野手との再契約に成功したドジャース。ただ、今オフの補強はまだまだ終わりそうもない。米メディア『FANSIDED』は27日(日本時間28日)、「アンドリュー・フリードマンGMがスーパーチームを完成させるために行うべき、あと3つの動き」と題して記事を公開。T・ヘルナンデスの帰還後もドジャースには移籍市場でやるべきことが残されていると主張した。
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■「LAはアクセルを踏み続ける」
ドジャースは今オフ、サイ・ヤング賞左腕のブレイク・スネル投手やメジャー通算147本塁打のマイケル・コンフォート外野手を獲得。そして今回、T・ヘルナンデスとの再契約にも成功し、着実に補強を進めている。
『FANSIDED』も「このチームはワールドシリーズ連覇を狙っているが、どこに弱点があるのか見当もつかない」と記すほどで、すでに充実した編成となっている。
ただ、一方で「だからと言って、それがフリードマンGMと球団が才能を追加するのをやめたという意味にはならない。何しろ話題にしているのはドジャースだ。これで満足ということはない」と説明。「確かにもうスーパーチームとなっているかもしれないが、このオフシーズンにはまだまだ十分な時間が残されており、ロサンゼルスはアクセルを踏み続ける可能性がある」と指摘した。
その上で、同メディアは残された補強策を3つ提示した。1つは「(来季二塁を守る予定の)ギャビン・ラックス内野手を交換要員に含め、ルイス・ロバートJr.外野手(ホワイトソックス)とトレードすべき」というもの。
■「佐々木&スコットと契約を」
パワーとスピードを兼ね備え、真の5ツールプレーヤーとしての才能を持つロバートJr.を獲得し、中堅手に配置。来季は中堅手に入る予定だったトミー・エドマン内野手を内野に戻すことで守備力向上を図り、合わせて外野にはロバートJr.とT・ヘルナンデス、コンフォートという強力トリオが誕生すると主張した。
残る2つの補強プランは「(パドレスからFAとなっている)左腕タナー・スコットと契約を」と「佐々木朗希を獲得せよ」というもの。前者は「ブルペンにもう1人、インパクトのある投手が必要」というのが理由であり、後者は佐々木を「見逃せない23歳の新進気鋭のエース」と評価し、獲得に全力を傾けるように促した。
ラックスはトレード要員としてこれまでも名前が挙がっており、守護神候補としてスコットもたびたび取り上げられてきた。そして、佐々木に関してはドジャース本命説が根強い。
世界一軍団はさらに補強を続けるのか。T・ヘルナンデスとの再契約で終わる気配がないことは確かだ。
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