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【エプソムC/枠順】人気上位予想のアルジャンナ、サトノフラッグの枠は過去10年勝率0%

【エプソムC/枠順】人気上位予想のアルジャンナ、サトノフラッグの枠は過去10年勝率0%

第38回エプソムカップ(GIII、芝1800m)の枠順が11日、JRAより発表された。

重賞初制覇を目指すアルジャンナ(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)は4枠8番に、一昨年の牡馬クラシック戦線で善戦を演じたヴェロックス(牡5、栗東・中内田充厩舎)は2枠3番、過去10年で3勝を挙げ、最多連対率を誇る3枠にはエアアルマス(牡6、栗東・池添学厩舎)、ヒュミドール(セ5、美浦・小手川準厩舎)が入った。

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■混戦模様の4枠は危険信号

上位人気が予想されるアルジャンナの4枠は、過去10年で【0-2-1-17】と勝利はなく、連対率10.0%と不調。一方、下位人気が予想されるエアアルマスヒュミドールが入った3枠は過去10年で【3-2-3-11】と最多3勝を挙げ、勝率15.8%、連対率26.3%、複勝率は驚愕の42.1%を誇る。

4枠を読み解くと、過去10年で上位人気に支持されて凡走した例は18年のサーブルオール、16年ロジチャリスの2頭。どちらの年も1番人気のオッズが2.8倍と混戦模様の中で上位人気に支持され敗れている。今年も抜けた人気となりそうな実力馬もおらず、混戦模様となりそうな一戦で不安が募る。

この4枠を今年引き当ててしまったのはアルジャンナファルコニアの2頭。

■7枠の好走条件は「極端な競馬」

一方、近5年は6枠と8枠がともに2勝、昨年はダイワキャグニーが3枠から勝利を挙げていて、6枠にはニシノデイジーミラアイトーンが入り、8枠にはシュリアドマイヤビルゴアトミックフォースの3頭が入った。

過去10年で最も馬券に絡めなかったのは7枠で【0-1-1-23】と出走頭数は二番目に多いものの、勝率0%、連対率4.0%、複勝率8.0%と振るわず。唯一馬券に絡んだ2頭を分析すると、16年で3着に入ったマイネルミラノは馬群を引き離した大逃げで好走し、12年のダノンシャークは上がり最速33.9の脚で追い込み2着とどちらも「極端な競馬」で好走した。

今回7枠に入ったのはサトノフラッグガロアクリークザダルの3頭。脚質を読み解くといずれも逃げや上がり最速の脚を繰り出すシーンは想像できず、今回の7枠は不安要素となる。

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文・SPREAD編集部

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