■ピクシーナイト
【中間調整】3歳シーズンの一昨年秋はセントウルSのクビ差2着をステップに、スプリンターズSを2馬身差で快勝。短距離路線の中心を担う存在として将来を嘱望されたが、同年12月の香港スプリントで多重落馬事故に巻き込まれ、ピクシーナイト自身も落馬骨折。しばらく現地に留まっての治療を余儀なくされたほどの痛手だった。しかし、予後不良となった馬が2頭発生した事故だっただけに、競走能力喪失に至らなかったことは不幸中の幸いと言えた。
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その後じっくりと治療期間を取り、今年の高松宮記念で15カ月ぶりの戦線復帰を果たす。さすがにまだ本調子には戻っておらず同レースは13着。そしてそこから中6週の京王杯SCも8着までだったが、進路が狭くなりながら0秒4差には詰め寄れており、続けて使えたこと自体も含めて復調の兆しを感じさせた一戦だったと言える。
その後は放牧に入り、順調なことから一昨年と同様に秋はセントウルS→スプリンターズSの路線を歩むことに。8月15日にノーザンファームしがらきから栗東へ移り、17日に坂路で初時計。併せた相手には遅れたものの、さっそく併せ馬をこなせたあたりは体調面の良さをうかがわせる。1週前の坂路併せ馬では、2勝クラスを貫禄の違いを示すように突き放し2馬身の先着を果たした。
【最終追い切り】レース当週は稽古駆けする準オープン馬ソーダズリングを追走。序盤から速いラップを刻むハードな調整となり、ラストはまったくの馬なりを保つ相手に対し、懸命に追われるピクシーナイトがなんとか食らいつくといった格好だった。結局半馬身差遅れ入線に終わったが、これは相手が走り過ぎた感もある。全体時計は復帰後最速の4F50秒6(一杯)だった。
【見解】強い負荷からの速い時計を連続で出せており、体調面や脚元に関しては不安はほとんど感じない。ただし素軽さ、軽快さという部分ではいささか引っ掛かる面も。1週前追いは本来馬なりで突き放して欲しかったところだが、ズブいのか鞍上が懸命にしごいてジワッとギアを上げたような感じ。最終追いも相手が悪かったにしても、まだ歯車に油がうまく回っていないような感じで、ギアがスムーズにチェンジできていなかった。もちろんレースまでの数日で変わってくる可能性もあるが、追い切りの時点ではまだ良化途上の感。本当に良くなってくるのは次という雰囲気。
総合評価「B」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。












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