【秋華賞/追い切りジャッジ】ソダシに最高評価「S」 人馬の絆を深めた盤石の態勢で「GI3勝目へ」

■ソダシ

【中間調整】オークスで連勝がストップ。そこからの再起戦だった前走・札幌記念は古馬一線級が相手とあって、2番人気に留まったが蓋を開けてみれば前々の積極策から早めに先頭へ立ち、そのまま押し切ってしまった。斤量52キロに恵まれたにせよ、強かったのひと言。その後はラスト1冠獲りへ在厩で調整。9月15日から時計を出し始め、当初は坂路15-15で体と気持ちを徐々に高めていく。23日に中間初の併せ馬を行ったが、ここで坂路4F51秒4(馬なり)と、いきなり自己ベスト更新。2週前はCW外先導の併せ馬で、折り合いと操縦性に磨きを掛け、1週前の坂路追いでは意識的に速いラップを刻むと、またまた自己ベスト更新の4F50秒2(馬なり)を叩き出した。

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【最終追い切り】1週前までの時点でやるべきことはすべてやった感。今週の坂路調教では速い時計は求めず、走りのバランスと脚の出しどころの微調整に徹した。直線半ばでもまだ相手が前に出ていたが、そこから鞍上吉田隼騎手が出したゴーサインへ機敏に反応すると、あっさりパスして2馬身の先着を果たしている。

【見解】2週前でCW追い、1週前坂路で速い時計というのは桜花賞と同じパターン。1週前も数字的に圧巻だったが、今週の攻めもギリギリまで仕掛けを待ち、満を持してのゴーサインへ弾けるように応えたもので、人馬の絆を感じさせた濃厚な内容だった。坂路で速い時計が出過ぎており“マイラー気質”が強まったとも思えなくもないが、同世代牝馬を相手にする分には杞憂レベルか。GI3勝目へ、盤石の態勢。

総合評価「S」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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