【天皇賞・秋/追い切りジャッジ】グランアレグリアは「B」の低評価 最終追いの反応遅れに「唸るような迫力が……」

■グランアレグリア

【中間調整】大阪杯4着、ヴィクトリアマイル優勝と2戦を消化し、春3戦目として臨んだ前走・安田記念。中団後方から脚を伸ばす、いつも通りの戦法だったが、手応えほど弾けない。前が狭くなる場面も響いたようだが、それでも勝ち馬にアタマ差の2着に入れたあたりは、高い能力ゆえだろう。その後、夏の休養中に咽頭蓋の手術を行い、9月29日に美浦へ戻っている。30日に坂路15-15で初時計をマーク。以降藤沢和厩舎らしく、本数を重ねてジワジワと気配を上げている。20日にはC.ルメール騎手が騎乗し、ウッドコースで併せ馬。相手が敢えてセーブした感もあったが、脚力の違いを見せつけるようにあっさり抜け出し先着を果たした。

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【最終追い切り】最終追いにもC.ルメール騎手が騎乗しウッドで併せ馬。重賞3勝馬コントラチェックを先導役に進み、巧みなコーナーワークで取り付く。相手がギアを上げたタイミングで鞍上からゴーサインが出ると、若干タイムラグはあったものの、しっかり反応し併入に持ち込んでいる。

【見解】本数は順調にこなせており、2週前は坂路で自己ベストを更新。1週前、今週とウッドで速い時計を出せており、咽手術を施した影響はほとんどないように一見思える。しかし昨年秋や今春など休み明け時には、ウッドである程度本数をこなして肉体をいじめて鍛錬してきたのが、今回ウッド追いは1週前と今週だけ。年齢を重ねた分、鍛錬よりは“メンテ”に調整の比重があるのかもしれないが、いささか気になるところだ。今週は一瞬ながら仕掛けへの反応遅れが見られ、唸るような迫力を取り戻せていないあたりもどうか。恥ずかしくない競馬はできそうだが、文句なしとも言い切れない。

総合評価「B」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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