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【天皇賞・秋/追い切りジャッジ】最高評価「S」は最高潮の域に達した有力馬 「ここがメイチの仕上げ」

 

【天皇賞・秋/追い切りジャッジ】最高評価「S」は最高潮の域に達した有力馬 「ここがメイチの仕上げ」

■コントレイル

【中間調整】昨年無敗でクラシック3冠を制覇し、ジャパンCでは2着。国内最強の1頭として臨んだ今年初戦の大阪杯では1番人気に推されたものの、重い馬場に切れを削がれ、前との差を詰め切れず3着に終わっている。体調の回復が望めず、続く宝塚記念はパス。その後、天皇賞・秋、ジャパンCの2戦をもって年内引退となることが表明された。引退ロード初戦となる天皇賞・秋に向け、9月28日に栗東へ帰厩。10月1日の坂路14-14で初時計をマークし、その後は水曜、日曜とスケジュール通りの調整をこなしてきた。20日に福永騎手が騎乗し、CWでダノンファラオ、ホウオウアマゾンと重賞勝ち馬2頭を追走。並び掛けてから仕掛けをいったん待つ余裕を見せ、満を持して促されると2頭を置き去りにする圧巻の動きを見せた。

◆【天皇賞秋2021予想/追い切りジャッジ】グランアレグリアを上回る高評価 「悔しさを晴らす意思が見て取れる」

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【最終追い切り】1週前追いで完璧に仕上がっており、最終追いは気持ちが乗り過ぎないよう、坂路で助手騎乗の単走調整。馬場はやや混み合っていたが、自分の走りに集中して進む。最後までまったく馬なりのまま、ブレのない走法から長くいい脚を披露。序盤がかなりゆったりした入りだったにも関わらず、4F51秒7は出色の数字だ。モチベーションは最高潮の域にありそう。

【見解】1週前が圧巻だったが、2週前の動きも豪快。宝塚記念を見送って立て直しに時間を使った効果はてきめんといった雰囲気だ。楽走だった最終追いでのシャキっとした走りから、ひと夏を越しての体幹強化ぶりも見て取れる。発表ではあと1戦を残しているが、攻め過程からは“この後”を考えているような雰囲気が感じられない。ここがメイチの仕上げ。

総合評価「S」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。