【阪急杯/穴ライズ】単勝“7人気”前後の盲点 「再びの千四で新たな一面を見せる」

 

【阪急杯/穴ライズ】単勝“7人気”前後の盲点 「再びの千四で新たな一面を見せる」

過去10年、阪急杯の1番人気は【3-1-2-4】で馬券内率60%を誇るが、2017年には単勝オッズ1.6倍のシュウジが8着に敗れて3連単248万円の大波乱。

昨年はレシステンシアがここを制し、過去にもミッキーアイルやロードカナロアといったスプリント路線のトップクラスが出走するケースも見られるが、今年はGI馬不在で混戦ムードが漂う。

タイセイビジョンクリノガウディーなどスプリント重賞の常連も参戦してくるが、前走・オープン戦やリステッド競走組に盲点は潜んでいると見て「穴馬」をピックアップする。

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■サンライズオネスト

4走前に3勝クラスを勝ち上がってオープン入りしたものの、重賞初挑戦の富士Sは11着、続くオーロCも6着に惨敗。しかし、初の1200mとなった前走・カーバンクルSでは、道中で挟まれてポジションを下げながらも差し切りV。荒れた馬場に脚を取られてフラつくなど決してスムーズな競馬ではなかったが、強い内容だった。

これまで好位に付けてジリジリと伸びる競馬を見せていた同馬だが、初のスプリント戦で切れる脚を使ったのは収穫。この一戦がカンフル剤となり、再びの1400mを舞台に新たな一面を見せてくれそうだ。

中間の追い切りでは、ハロー明けとはいえ栗東坂路で4F48秒2の猛時計をマーク。高松宮記念出走の権利獲りに向けて態勢は整っており、一気の重賞Vまであっていい。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。