【フェブラリーS/人気傾向】「1+2+3人気」決着はゼロ ヒモ荒れ注意のオッズ帯とは

 

フェブラリーステークスの過去10年人気傾向
フェブラリーステークスの過去10年人気傾向

19日に東京競馬場で行われる第40回フェブラリーS(GI、ダ1600m)の過去10年データを紹介する。

前哨戦・根岸S勝ち馬のレモンポップ、鞍上・戸崎圭太騎手で挑むドライスタウト、昨年の帝王賞覇者メイショウハリオ、地方9勝のスピーディキック(浦和)、米GI・BCマイル2着馬シャールズスパイト(カナダ)など、多彩な顔ぶれが出走予定。

ここでは予想のヒントとなる「人気傾向」データを分析していく。

◆【フェブラリーステークス2023予想/追い切り診断】人気2頭を上回る最高評価「S」 「豪快な動きで気配は絶好」

■根岸S1着馬の1人気は鉄板

過去10年、1番人気は【4.2.2.2】で複勝率80.0%を誇る。昨年、6着のレッドルゼル、2013年の15着カレンブラックヒルが馬券圏外に沈んだが、それ以外は馬券に絡んでいる。

さらに、前走・根岸Sを優勝して1番人気に推された馬は馬券内率100%と信頼度は高く、今年1番人気が予想されるレモンポップには追い風のデータとなる。なお、単勝オッズで見ると2.9倍以下は【3.2.1.0】と“鉄板”条件であり、当日のオッズにも注目したい。

2番人気は【3.2.0.5】で連対率・複勝率50.0%と、1番人気に次ぐ数値となっており、昨年もカフェファラオが連覇を達成した。しかし、凡走も目立ち、2021年はアルクトスが9着、20年はインティが14着、18年はテイエムジンソクが12着。

結果を出したのが、前述のカフェファラオのほか、ゴールドドリームやホッコータルマエなど実績馬が多く、ここまで中央重賞未勝利どころか初出走のドライスタウトが、2番人気に推されるようであれば疑いたい。

◆【フェブラリーステークス2023予想/血統傾向】コース相性抜群の配合 “単回収値390”に合致でリベンジの予感

■単勝15.0~30.0倍前後に警戒

伏兵では7~9番人気に注目。【0.2.4.24】で複勝率20.0%を誇り、2021年には9番人気エアスピネルが2着、8番人気ワンダーリーデルが3着と波乱を演出したほか、たびたび好走のシーンが目立つ。オッズ帯で言えば15.0~30.0倍前後のゾーン。ここに入ってくる馬は相手に一考したい。

なお、過去10年で1+2+3番人気の組み合わせはゼロ。1+2番人気は4回、1+3番人気は2回、2+3番人気は例がない。1番人気を軸に、7~9番人気の馬を相手としたヒモ荒れを狙いたい。

▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】レモンポップの4枠は勝率わずか“5%” 馬券内率トップの好枠に伏兵2騎

◆【キャリア傾向】勝率8割超の“鉄板”データを発見 大本命レモンポップを食う存在とは

◆【前走ローテ】人気上昇も「消し」判断 気になる“前走凡走”の巻き返し

◆【脚質傾向】距離不安説のレモンポップを差し切る、「上がり最速」を狙え

フェブラリーステークス2023予想コラム一覧

▼騎手データ
◆【騎手データ】条件合致で馬券内率“5割”の堅軸 相手は「複回収率217%」のジョッキー

▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】単勝オッズ“2桁”の刺客 「ここに入れば再浮上の余地あり」

◆【穴馬アナライズVol.2】想定“10人気”前後の盲点 「久々のマイルがハマる可能性」

◆【穴馬アナライズVol.3】前日オッズ“30倍”以上の伏兵 「見限れない高いコース適性」

◆【危険な人気馬】鞍上騒動の人気一角は“消し” 「馬券内率10%」の事実

▼追い切り診断
◆【追い切り診断】主役候補がまさか「B」の低評価 「攻め気配から盤石にあらず」

◆【追い切り診断】レモンポップを上回る高評価「A」 「GI奪取へ申し分ない状態」

◆【追い切り診断】人気2頭を上回る最高評価「S」 「豪快な動きで気配は絶好」

◆【追い切り診断】上位人気に迫る「A」評価の伏兵 「パワーアップぶりが顕著」

▼データ攻略
◆【データ攻略】勝率“100%”で不安一掃 二刀流GI馬も満たす「3.0.0.0」の数字

◆【データ攻略】実績不足を補う馬券内率“8割”超 勝負気配漂う「黄金コンビ」

◆【データ攻略】想定“8人気”に「4.0.1.1」の追い風 GOサインは中間の坂路時計

◆【データ攻略】“10年連続”馬券内で高配当連発 条件合致は「ただ1頭」の古豪

▼血統傾向
◆【血統傾向】コース相性抜群の配合 “単回収値390”に合致でリベンジの予感

◆【血統傾向】ミスプロ系の血で再浮上 前走大敗で想定“8人気”前後に注目

文●SPREAD編集部

izukawaya