■ケンシンコウ
キャリア初の1400m戦となった前走の根岸Sは、最後方からレースを進めると、大外からメンバー2位の上がりで6着まで追い込んできた。前半は速い流れに戸惑って置かれてしまった上に、当時はパサパサの乾いたダートで差しが届きづらい馬場であったことを思えば、敗れはしたものの力は見せている。本番に向けて光明が差すレースだった。
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重賞タイトルは3歳夏のレパードSのみだが、昨年のマーチSでメイショウハリオと同じハンデ57キロを背負って見せ場たっぷりの2着。さらに2021年のジュライSでは、同馬に対して5馬身差の圧勝を果たしているように、今回のメンバーに入っても互角以上の走りができることは証明済みだ。格下感はない。
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東京マイルは3歳時に1勝クラスを勝ち上がって、続くユニコーンSで3着。前走のレースぶりから今はこのくらいの距離が合いそうで、久々のマイルがハマる可能性は高い。最終追い切りではバシュロ騎手が騎乗して初コンタクトを済ませているように、テン乗りでも大丈夫。前が激しくなれば、付け入る隙は十分ある。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。