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【フェブラリーS/追い切り診断】人気2頭を上回る最高評価「S」 「豪快な動きで気配は絶好」

【フェブラリーS/追い切り診断】人気2頭を上回る最高評価「S」 「豪快な動きで気配は絶好」

■メイショウハリオ

【中間調整】昨年6月の帝王賞ではチュウワウィザードをクビ差で差し切り、GI級ウイナーの仲間入り。その後はJBCクラシック5着、前走・東京大賞典で3着と勝ち星は掴んでいないが大レースで崩れず走れている。前走後は短期放牧を挟み、フェブラリーSを目指すのが既定路線。1月下旬に栗東へ戻り、26日には菱田騎手を背に坂路併せ馬でラスト2F13秒7-13秒0(馬なり)とさっそく軽快に動いた。1週前追いには菱田騎手が騎乗し、同厩舎の併せ馬を見つつ後ろで我慢させる調整。ラスト1Fあたりで満を持して仕掛けられると、外から豪快にパスして抜け出している。4F51秒9(一杯)とセーブした序盤を考えれば、時計も上々。また週なかの追い日をサンドイッチするように、左回り対策として回りが左になる日曜日にCW追いを2週続けて行っているのも好感だ。

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【最終追い切り】レース当週も仕上げを任されている菱田騎手が騎乗し、坂路単走。先週までの攻めで負荷は十分掛かっており、輸送を控えた今週は終い重点でバランス調整に専念するような内容。降雪で走りにくい走路だったが、馬場の真ん中で馬自ら重心をグンと沈めて加速し、いい手応えを保ったまま駆け抜けた。

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【見解】序盤にじっくり脚を温存したからこそだが、それにしても終いの伸びには迫力があった。東京大賞典から中6週ながら、この中間の調教濃度は申し分なく、いかにも心身ともに充実している感がある。強い負荷、そしてバリエーションに富んだ調整メニュー消化でJRA・GIへ挑むにあたって万全の策が施されており、馬自身も豪快な動きで応えている。気配絶好。

総合評価「S」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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