【凱旋門賞/馬連5点勝負】本命は無敗ダービー馬ではなく……トレンドは“独の刺客” スルーセブンシーズは妙味薄

 

【凱旋門賞/馬連5点勝負】本命は無敗ダービー馬ではなく……トレンドは“独の刺客” スルーセブンシーズは妙味薄
2022年凱旋門賞を制したアルピニスタ(写真左)と11着に敗れたタイトルホルダー(写真中央)(C)Getty Images

■近年のトレンド、ドイツ馬が中心的存在

ここまで紹介してきた人気馬は、どの馬も絶対的な信頼感は置けない印象で、中心には据えにくい。それならば、今年の独ダービー(GI)1、2着馬ファンタスティックムーンミスターハリウッドに食指が動く。

特に推したいのが、独ダービーを勝利し前哨戦のニエル賞も制したファンタスティックムーン。独ダービーでは後方待機から、直線では外ラチ沿いを豪快に差し切る勝ちっぷりで、後続に2馬身4分の1差の快勝劇。ニエル賞ではパリ大賞(GI)を制し、凱旋門賞でも人気を集めそうなフィードザフレイムを2馬身半差退けており、その動向に注目が集まっていた。

今回、追加登録で急遽出走を決めたあたり、陣営の期待の高さがうかがえる。祖父シーザスターズは、09年の凱旋門賞覇者。父シーザムーンは、14年独ダービーで11馬身差の圧勝を決め、同年凱旋門賞への期待が高まったが、故障により幻となった。父の無念を晴らし、祖父に続く隔世での凱旋門賞制覇を期待して、本命に抜擢する。

ミスターハリウッドは、独ダービーで2着に敗れたが、前走バーデン大賞(GI)では、4歳のザグレイにクビ差の2着と差のない競馬。デビューから5戦パーフェクト連対で、2400mの距離経験も豊富。一昨年1着、昨年3着のトルカータータッソと同様のローテで、本馬にも同様の活躍を期待したい。

そして、ファンタスティックムーンと同様、追加登録で出走するコンティニュアスも相手に加えたい1頭。ハーツクライ産駒で、アイルランドで調教された日本産の3歳馬だ。英セントレジャー(GI)を2馬身3/4差で快勝。セントレジャーを制した馬による同一年の凱旋門賞制覇はなく、鬼門といわれるローテで、今年は例年よりさらに1週短い中1週の間隔となるが、過去2度凱旋門賞を制しているA・オブライエン師の手腕に注目したい。

最後に、スルーセブンシーズは応援したい気持ちはやまやまだが、妙味ほどの力はないとみて、ここはシビアにバッサリ。一方、パリ大賞の勝ちっぷりや、道悪経験の高さを評価して、フィードザフレームを最後に加えておく。

◎(14)ファンタスティックムーン
◯(11)ミスターハリウッド
▲(15)コンティニュアス
△(13)エースインパクト
△(7) フクム
△(12)フィードザフレーム

馬連流し(5点)
軸:14
相手:111513712

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著者プロフィール

石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。

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