10月1日にスプリンターズS(GI、中山芝1200m)を含めたWIN5対象レースが行われる。
JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は、的中票数1票、払戻金4億2878万3320円と、今季3回目の億超えを記録した。
ここでは対象レースの過去10年データをベースに、WIN5を攻略する。
◆【スプリンターズステークス2023予想/危険な人気馬】上昇ムードの4歳一角は“消し”判断 「4頭中3頭は2桁着順に大敗」
目次
■スプリンターズSはメイケイエールに一変の可能性
秋のGIシリーズ開幕戦は、荒れる傾向が強いレース。昨年は8番人気のジャンダルムが好位追走で押し切り、3連単は46万8950円の高配当を記録した。
人気傾向を見ると1番人気【5.0.1.4】で最多5勝を挙げているものの、近2年は掲示板外。残りの5勝には8番人気や13番人気といった伏兵も好走している。
脚質を見ると逃げ0勝、先行2勝、差し7勝、追込1勝。逃げ切りは厳しく、最後の急坂を踏ん張れる脚が必要となる。
今回のメンバーを見ると、テイエムスパーダやジャスパークローネ、モズメイメイといった先行馬が多く、好位から中団に控えることが予想されるナムラクレア、アグリには展開が向きそうだ。
またこれまで【7.0.0.9】と勝つか負けるか、どちらかしかないメイケイエールも実力は上位。現在の想定オッズも2桁と、高配当にも期待ができる。
上位人気が予想されるナムラクレア、アグリに加え、ワンチャンスがあるメイケイエールも候補に入れWIN5を攻略する。川田将雅騎乗で人気想定のママコチャは、先行抜け出しが自身の勝ちパターン。展開面を踏まえてWIN5では“消し”とする。
■WIN3は一点突破
今回警戒すべきは、WIN4阪神11R・ポートアイランドS。阪神で開催された2013年から19年のデータを見ると、3連単の平均配当額は18万5857円と波乱傾向。今回はここが山場と見る。
まずWIN1中山9R・3歳以上2勝クラスは過去の傾向から先行馬を手広く押さえて突破する。続くWIN2阪神10R・堺Sは、1、2番人気が1勝ずつと低迷。一方で3、4、6番人気が最多2勝と混戦が予想される。WIN2も手広く押さえ、攻略していく。
WIN3中山10R・茨城新聞杯は、中山芝2000mというタフなコースでの開催。実力差がはっきり出るレースと見て良い。ここは前走実績や、重賞経験からトーホウガレオン1頭で勝負する。
注目のWIN4阪神11R・ポートアイランドSは、阪神で開催された7年間で逃げ1勝、先行5勝、差し1勝と前が有利。今回のメンバーを見ると、ドーブネ、ワールドリバイバル、グラティアスの3頭が有力候補と見てWIN4を突破する。
WIN1:オウギノカナメ、カフェプリンセス、スズノテレサ、エスティメート
WIN2:タガノエスコート、ロコポルティ、クロニクル
WIN3:トーホウガレオン
WIN4:ドーブネ、ワールドリバイバル、グラティアス
WIN5:ナムラクレア、アグリ、メイケイエール
計108点
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文●塚本元気(SPREAD編集部)

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