【MLB】佳境を迎えた大谷翔平争奪戦 レンジャーズとレッドソックスが撤退し、カブス大健闘か 早ければ来週にも決着との見方

 

【MLB】佳境を迎えた大谷翔平争奪戦 レンジャーズとレッドソックスが撤退し、カブス大健闘か   早ければ来週にも決着との見方
ロサンゼルス・エンゼルスからFAとなった、大谷翔平投手(C)Getty Images

フリーエージェント(FA)となった大谷翔平投手の新天地選びは佳境を迎えているようだ。『MLBネットワーク』のジョン・ヘイマン記者は29日(日本時間30日)、大谷の去就について「ウィンターミーティング(現地12月4~7日)終了までに契約を終える可能性がある」とした。争奪戦は来週にも決着を見ることになるのか、目が離せない展開となってきた。

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■ウィンターミーティングでサインする可能性

ヘイマン記者は米スポーツメディア『ブリーチャー・レポート』のライブチャットに出演し、大谷の去就についてコメントした。

同記者が重要なポイントとして挙げたのは契約のタイミング。「オオタニはウィンターミーティングでサインする可能性がある。そうなれば非常にエキサイティングだろう。保証はないが、現時点ではそれが一般的な意見のようだ」とし、球団幹部から得た情報として伝えた。

争奪戦の現状については、シカゴ・カブスを評価。「しっかり競争に加わっている。とてもフィットするだろう。獲得するチャンスがある」と話した。その他の球団については、以下の通りに紹介した。

「サンフランシスコ・ジャイアンツは熱心に参入している」
「トロント・ブルージェイズについては噂を聞いた。彼らは本気のようだ」
「ボストン・レッドソックスは何か大きな動きをするという話がある。彼らはそれをやり遂げるかもしれない」
「サンディエゴ・パドレスの可能性は低いだろう」
「テキサス・レンジャーズは(大谷サイドと)接触している」
「ニューヨーク・ヤンキースは接触してきたが、山本由伸投手とフアン・ソト外野手の獲得に注力している」
「ロサンゼルス・ドジャースは依然として1番人気」

新契約の内容については、総額5億ドル(約735億円)を予想しつつ、6億ドル(約882億円)に達する可能性を否定しなかった。

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■“古巣”エンゼルスも再契約を目指して奮闘

一方、MLBリポーターのマイケル・マリーノ氏は「オオタニの争奪戦は進行中で、レンジャーズとア・リーグ東地区の少なくとも1チームが競争から脱落した。自分たちが本命ではないと感じたチームは自ら撤退を始めている」と自身の「X(旧ツイッター)」に投稿。その後、再び「X」でア・リーグ東地区の1チームが、ヤンキースではなくレッドソックスであり、ターゲットを大谷から別の選手に変更していると説明した。

さらに、同氏はまだ争奪戦に残っているチームとして、ドジャース、カブス、ブルージェイズ、ロサンゼルス・エンゼルスの名前を挙げた上で「これは私が確認しただけで、他にもまだ残っているチームはあると思う」と付け加えた。

カブスの健闘が光る中、下馬評通りドジャースか、あるいは“古巣”エンゼルスへの残留か。争奪戦はいよいよ佳境を迎えているようだ。

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文●SPREAD編集部