世界ナンバーワンホース・イクイノックスはジャパンCを最後に引退したが、第68回有馬記念(GI、中山芝2500m)にはGI馬8頭が参戦予定。
どの馬にもチャンスがあり、軸選びから難解を極める一戦だが、そんな時こそ競馬ファンの間で盛り上がるのが「サイン馬券」だ。
ここでは2023年の世相から有馬記念のサインを読み解く。
◆【有馬記念2023予想/サイン馬券vol.2】「ドジャース馬券」で確定か 大谷翔平に続く山本由伸のド軍入りで再燃
目次
■大谷翔平と阪神タイガースのアレ
2001年はアメリカ同時多発テロがサインとなり、1着に3番人気マンハッタンカフェ、2着に13番人気アメリカンボスで馬連4万8650円。2012年は同年の漢字『金』の通りゴールドシップが優勝。当日、海上自衛隊がファンファーレを演奏し、2着にオーシャンブルー、3着にルーラーシップと「海」にちなんだ3頭で決着した。
昨年は「サッカーW杯でアルゼンチンが優勝した年は、23日生まれの馬が優勝する」という情報がネット上で拡散され、3月23日生まれのイクイノックスが優勝し、なんと2着にも3月23日生まれのボルドグフーシュが入った。
有馬記念はその年の世相を反映する。では今年の出来事からサインを読み解いていく。
『MLB大谷翔平』
まず今年スポーツ界を賑わせた存在と言えば、MLBの大谷翔平投手。WBCでは投打に活躍し、侍ジャパンを14年ぶりの世界一へ導くと、MLBシーズンでは日本選手初の本塁打王を獲得、そして史上初となる2回目の満票MVPを獲得した。まさにタイトルを総なめにしたシーズン。ここで浮上するのは、馬名の通りタイトルホルダーとなる。
大谷がWBCの決勝でナインを鼓舞した「憧れるのをやめましょう」の名言。既にターフを去ったイクイノックスに憧れるのはやめ、ラストランでGI3勝馬の力を誇示するか。
また、MLBの背番号「17」から馬連1-7または枠連1-7、WBCの背番号「16」から馬番16の声もある。さらにシーズンオフにはエンゼルスからドジャースへ移籍が決まり、チームカラー赤→青の3枠→4枠にも警戒したい。
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『阪神タイガース「アレ」』
日本野球界に目を向けると、やはり阪神タイガースの38年ぶり日本一のニュースはインパクトがある。岡田監督は選手に重圧を与えないよう「優勝」という二文字を使わず言い続けた「アレ」は今年の流行語大賞に選ばれた。
阪神に関連したサインは、まず岡田監督から岡田スタッド生産馬のタイトルホルダー。しかし、より強力なサインとして「アレ」から連想すれば、意外にも浮上するのがタスティエーラだ。同馬の英語表記「Tastiera」を逆に読むと、「アレ(ARE)」が潜んでいるという事実が判明した。
なお、タスティエーラの父サトノクラウンが12月11日に『ウマ娘』育成キャラとして実装された、というタイムリーなサインもある。
■良くも悪くも「アイドル」が話題に
『ジャニーズ問題』
有馬記念の世相サインは、アメリカ同時多発テロのようにネガティブな話題が反映されることが多い。今年、ワイドショーで話題の中心となったニュースといえば「ジャニーズ問題」だろう。多少苦しいが、父ドリームジャーニーとジャニーズを連想させる血統のスルーセブンシーズが該当。ちなみに同馬には将棋の藤井聡太棋士が史上初の八冠を達成したことから「スルーセブン」というサインも出ている。
『推しの子』
今年、一大ブームを巻き起こした漫画・アニメと言えば、アイドルの実態を描いた『推しの子』。アイドルの母・星野アイ、アイが遺した双子・アクアとルビーの瞳には星がキラリと輝いているのが特徴であり、ここでスターズオンアースが挙がる。また、作者の横槍メンゴさん、アイの声優・高橋李依さんの誕生日が同じ2月27日という点は見逃せず、じつはスターズオンアースも2月27日生まれである。
ちなみに作中ではその名も有馬かなというキャラが登場し、ある一コマでは「誰と誰の掛け合わせが良いとかなんなの? 馬主なの? 菊花賞狙える馬産ませたいの?」というセリフがある。2年前の菊花賞馬タイトルホルダー、前走・菊花賞組のタスティエーラとソールオリエンスにも『推しの子』サインが出ている。
ここまで挙がった馬を並べると、タイトルホルダー、タスティエーラ、スターズオンアース、スルーセブンシーズ、ソールオリエンスの5頭。果たして、この中に第68回有馬記念の優勝馬は潜むのか。
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(Y.Oga/SPREAD編集部)