12月24日に中山競馬場で行われる第68回有馬記念(GI、芝2500m)のデータを紹介する。
今年は、先行~追い込みと脚質に幅があるスターズオンアース、ロンスパ戦が得意なタスティエーラ、逃げ切りも十分のタイトルホルダー、鮮烈な差し脚で一発に警戒したいスルーセブンシーズらが、暮れの中山に集結。
ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「脚質傾向」を分析していく。
Advertisement
◆【有馬記念2023予想/危険な人気馬】JC善戦の一角に“消し” 勝ち馬10/10の共通点に該当せず「決して頭勝負では狙えない」
目次
■流れ次第でどの脚質にもチャンス
過去10年、逃げ【1.0.1.9】、先行【5.2.2.26】、差し【2.6.4.48】、追い込み【2.2.3.47】で、前が残るか差しが決まるか消耗戦になるか、毎年メンバー構成や流れによって変化する。
総じて言えるのは逃げ馬にとっては楽ではないということ。逃げて1着、3着はともにキタサンブラックが記録したものだ。しかし、キタサンブラックを除いた逃げ馬9頭のうち、長距離GIを逃げて勝利した馬はいない。昨年は凱旋門賞でも果敢に逃げたタイトルホルダーは9着に敗れたが、前走のダメージを鑑みれば度外視できる一戦。ジャパンCを逃げて2着したキセキは5着に健闘しており、天皇賞・春や菊花賞で逃げ切り勝ちしたタイトルホルダーならば、今年こそ軽視できないか。
勝ち馬が最も多いのが先行馬。昨年のイクイノックスや2018年のブラストワンピースなどが押し切り勝ちを飾っている。逃げ先行馬が勝った6年間の1000m通過タイムの平均は61秒6で、他4年間のそれは60秒2。2年前に8枠から5着に健闘したタイトルホルダーのペースは61秒5なので、当時以上に実績と経験を重ねた今なら好走も可能だろう。
一方で、2021年のような流れになるなら中団好位からの差し馬に警戒が必要。リピーターとなるディープボンドはもちろん、それと似た競馬ができそうなタスティエーラ、差し脚を伸ばせるジャスティンパレスやスターズオンアースあたりに展開が向きそうだ。
有馬記念2023 予想コラム一覧
特集コンテンツ
【馬券攻略ガイド】出走予定・枠順、予想オッズetc.「追い切り評価『S』と『B』で真っ二つ」
【2023年サイン馬券】世界No.1ホースに憧れるのはやめて、世相のアレから推しの子を探す
【2023年サイン馬券】サインは「ドジャース馬券」で確定か 大谷翔平に続く山本由伸のド軍入りで再燃
騎手データ
【騎手データ】勝率“8割超”2騎のワン・ツーに現実味 ドウデュース武豊Jは2、3着候補か
追い切り評価
【追い切り診断】タスティエーラらを上回る「S」の最高評価 「前走から数段上の気配でV候補」
【追い切り診断】人気GI馬に不満の「B」評価 「安定感のある馬だが……崩れるシーンも想定」
【追い切り診断】ジャスティンパレスに迫る高評価の3歳馬 「古馬初対戦でも争覇圏入り可能」
【追い切り診断】スターズオンアースを上回る高評価 「さらなるパワーアップで文句なしの好気配」
データ分析
【データ攻略】「枠関係なく、馬の力で買える」実力馬 “馬券内率80%”でグランプリ制覇へ
【データ攻略】人気盲点3歳馬が“馬券内率100%”条件合致 見落とせない「激走のサイン」
【データ攻略】好走率「83 or 0%」 該当はハーパーと”単勝50倍超”想定の穴馬
穴馬予想
【穴馬アナライズ】「激走サインは前走、不振脱却で一発あり」 想定“10人気”以下の爆穴
【穴馬アナライズ】「超抜追い切りで、万馬券の使者になる」 単勝オッズ“90倍超”の盲点
【危険な人気馬】JC善戦の一角に“消し” 勝ち馬10/10の共通点に該当せず「決して頭勝負では狙えない」
【WIN5予想】スターズオンアース“消し” 次期ヒーロー候補2頭 WIN3は上がり馬「一点突破」
タイトルホルダーの“一人旅”にあらず 展開利から浮上は「中山芝2500mドンピシャ」の刺客
12/23~24 重賞全頭診断
【有馬記念】スルーセブンシーズに「4.1.2.0」 人気一角は「0.0.0.16」で“消し”も
【阪神カップ】想定7人気以下に「3.0.0.0」 “覚醒警戒”の穴馬は
血統予想
【血統予想】想定8人気以下に「単回収値280」 “穴党が熱視線”の激走候補
ローテ・脚質・過去10年データなど
6年前の忘れもの タスティエーラの鞍上R.ムーアが挑む“イヴのリベンジ”
【枠順傾向】5枠が3連勝中 命運を握る枠順抽選会の行方は……
【人気傾向】スターズオンアースら上位4歳勢に“勝率6%” 唯一プラス収支の本命候補は?
【前走ローテ】タスティエーラかソールオリエンスか “馬券内率85%”ベタ買い推奨の3歳馬は……
【随時更新中】芸能人・著名人の予想まとめ
(SPREAD編集部)