今週は中山競馬場で有馬記念(芝2500m)が行われる。悲喜こもごも、関係者の表情がうかがえた枠順発表を経て有馬記念モードがより一層高まった印象だ。
ここでは、過去10年データからソールオリエンスとドウデュースにフォーカスした「100 or 0%」データを取り上げる。
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目次
■ソールオリエンスを後押しする【3.2.1.0】
牡馬クラシック三冠すべて出走し、馬券内を確保。3歳世代では間違いなく上位にランクされるのがソールオリエンスだ。圧巻のパフォーマンスを披露した皐月賞と同じ中山替わりで迎える暮れのグランプリ。得意舞台でのリベンジを誓う同馬の強調材料とは?
・出走馬中、皐月賞で最先着かつ馬券内の3歳馬【3.2.1.0】
馬券内率は驚異の100%。イクイノックスやエフフォーリア、9番人気2着トゥザワールドなど人気を問わず馬券内を外していないのだ。この“激走のサイン”を見逃すわけにはいかないだろう。
セントライト記念、菊花賞はいずれも馬番ふた桁番で距離ロスを強いられたソールオリエンス。今回引き当てたのはこれ以上ないほど距離ロスを避けられる1枠1番だ。新馬戦は3番手、ダービーは6番手と好位~中団の前めに取りつける先行力は有している。イクイノックスと同じくキタサンブラックを父に持つ皐月賞馬が、得意の中山で古馬をなで切るシーンが見られるかもしれない。
■ドウデュースには【0.0.0.3】が……
その一方で、不安要素ありと言わざるを得ないのがドウデュースだ。2度使われた中山芝はいずれも馬券内。イクイノックス世代のトップ級として第一線で活躍を続ける馬だが、今回は引き当てた馬番がマイナスに働いてしまう可能性が浮上してしまう。
・1~3枠時の成績【0.0.0.3】
上記3戦の内訳は天皇賞・秋、ジャパンカップ、そして凱旋門賞。馬番13番の日本ダービー、馬番12番の京都記念と鮮烈なパフォーマンスで突き抜けた2戦はいずれもストレスなく走れる外めの枠。大外一気の末脚を身上とする同馬にとって、窮屈な内枠はむしろマイナスに作用してしまう印象だ。
長期休養明けから叩き3戦目で臨む暮れのグランプリ。狙いすましたローテーションにすべてを注ぎ込む近代競馬のトレンドに反するかのように、秋3戦すべて関東圏とタフな臨戦過程を歩む陣営の意思には敬意を表したい。ただ、今回は内枠かつ時計のかかる中山芝が舞台。この馬が輝けるシチュエーションは別の場所にあるとの判断だ。
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。















