【MLB】ドジャース幹部「大谷翔平の存在感はジョーダン、メッシに匹敵」と評価 米メディアは世界規模での野球人気拡大に期待

 

【MLB】ドジャース幹部「大谷翔平の存在感はジョーダン、メッシに匹敵」と評価 米メディアは世界規模での野球人気拡大に期待
大谷翔平(C)Getty Images

ドジャースのスタン・カステンCEOが先日、米紙『USA TODAY』のインタビューに応じ、今オフに獲得した大谷翔平投手について語った。それを受けてドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は30日(日本時間31日)、改めてチームが進める大型補強が日本市場に与える影響などに言及した。

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■大型補強は「野球界にとって良いこと」

大谷を10年総額7億ドル(約1014億円)で獲得したドジャースは、他にも山本由伸投手と12年総額3億2500万ドル(約463億円)、テオスカー・ヘルナンデス外野手と1年2350万ドル(約34億円)で契約するなど大型補強を続々敢行。今オフの補強費はすでに1800億円に達していると言われており、これはドジャース以外のメジャー29球団の補強費総額に匹敵するほどの突出ぶりだ。

さながらオールスターチームのようなロースターについて、カステンCEOは「この動き(大型補強)は野球界にとって良いことだと思う」と話し、強豪チームにスター選手を連れてくることは、球団とMLBへの関心を高めることに寄与すると訴えた。

特に大谷に関しては「ドジャースのブランドはユニークで歴史的であり、今それがオオタニのブランドと結び付いた。オオタニというブランドもユニークで歴史的だ。オオタニにとって理想的な場所はここしかないと以前から感じていた。あまりにも理にかなっている」と主張し、今回の移籍は必然と説いた。

さらに同CEOは「日本の人々が私に言うには、日本でのオオタニは米国におけるマイケル・ジョーダンよりも強力な存在だという。彼の存在感は特筆すべきものだ。彼を誰と比較すればいいのか。サッカーのリオネル・メッシだろうか。いずれにせよ、彼は別格だ」と言及。日本における大谷人気の高さを改めて評価した。

■大谷と山本で日本市場へアピール

ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、同CEOが『USA TODAY』に語った内容に触れ、「オオタニ、ヤマモト、そしてドジャースの組み合わせは(日本市場への)アピールに最適だ。すでに日本にはドジャースの巨大なファンベースが存在するため、日本の2大スターと契約することは、ドジャースと日本のつながりをさらに強めることになる」と指摘した。

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同メディアは続けて「ドジャースの動きは、彼らのフランチャイズ人気をさらに高めるだけではなく、一般野球ファンやメディアの注目度アップに貢献し、やがて国際的な認知拡大につながる。つまり、トータルで野球界を助けることになる。これこそ、まさにMLBが必要としている動きだ」と記し、大型補強が世界規模での野球普及につながる点も評価した。

米国ではNFL、欧州などではサッカーが1番人気のスポーツとなっているが、そこにメジャーがどこまで迫れるか。大谷のドジャース移籍が起爆剤となるかもしれない。

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文●SPREAD編集部