1番人気が7年連続馬券内と比較的、平穏決着の朝日杯フューチュリティステークス。
ただ、2020年には7番人気のグレナディアガーズが制し、19年には14番人気のグランレイが3着と、伏兵台頭の年もチラホラと潜む。今年は京都開催に加え、現2歳世代のトップクラスは暮れのホープフルSに集中と波乱の要素はある。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに穴馬候補をピックアップ。ここでは「アドマイヤズーム」を取り上げる。
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目次
■アドマイヤズーム
4着に敗れた5回京都芝1600mのデビュー戦は、他馬と接触しリズムを欠いたことを敗因に挙げているが、それ以前にまだ仕上がっていなかった印象。
その後は急がず1カ月後の11月6回京都芝1600mの未勝利へ出走。中間には厩舎の大エース・ドウデュースに胸を借り、0秒5先行し併入に踏ん張った。デビュー戦の栗東坂路の自身最速は4F56秒7-1F13秒0、これに対しドウデュースとの併せ馬は4F54秒7-1F12秒4と大幅に時計を縮め、このひと追いで馬のスイッチが入ったか。
レースでは前半800m46秒4と速いペースを楽に2番手で追走し、残り200m地点で早くも先頭。後続に3馬身差で圧勝した。内・外回りの違いはあれど、勝ち時計1分33秒9は前日のデイリー杯2歳Sより0秒8速く、自身の初戦と比較しても0秒8縮めた点は優秀。明らかに馬が一変した。
この中間でさらに追い切り時計を詰め、今週は栗東坂路5F53秒2-12秒0と自己ベストを更新。成長力という点ではメンバー随一のものがある。未勝利→黄菊賞と連勝中のミュージアムマイルが注目を集めるが、同じ非重賞組というキャリアで見れば、同馬の妙味は大きい。
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