6月2日に東京競馬場で行われる第74回安田記念(GI、芝1600m)の過去10年のデータを紹介する。
昨年の安田記念2着馬のセリフォス、前走マイラーズCを快勝したソウルラッシュ、昨年のマイルCSを制したナミュールらに加え、香港からはGI4連勝中の怪物・ロマンチックウォリアーと、2月のGIで同馬にクビ差2着に迫ったヴォイッジバブルが出走予定。
ここでは過去10年のデータから、予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
◆【安田記念2024予想/データ攻略】ソウルラッシュとセリフォスの「100 or 0%」 マイラーズカップ上位2頭で“消し”候補は
目次
■2勝2着4回のVM組は見極め必須
前走・ヴィクトリアマイル組は、過去10年で最多タイの2勝を挙げているが、その2勝とも2022年・23年に連覇したソングライン。過去にはアーモンドアイやグランアレグリアも参戦しているが、中2週でのGI連戦というローテからか、明らかに前走よりパフォーマンスを落とし、その結果どちらも単勝1倍台の1番人気ながら2着に敗れた。
全体的な数字としては他ローテ組より好成績ではあるものの、“東京マイルの鬼”ともいえる牝馬の2勝に、“レジェンドクラス”の牝馬2頭を含めた2着4回ということを考えると、相性が良いとは言い難い。ただし、上位人気が想定されるナミュールは、前走ヴィクトリアマイルが案外だっただけに余力残しでここに挑めるのは加点材料か。東京マイルでのパフォーマンス自体は悪くなく、状態面に進展が見込めれば復活の可能性はあるだろう。
ヴィクトリアマイル【2.4.0.10】
ダービー卿CT【2.0.0.8】
京王杯SC【1.1.1.22】
マイラーズC【1.0.4.33】
高松宮記念【1.0.1.9】
天皇賞・秋【1.0.0.0】
安土城S【1.0.0.0】
ドバイデューティフリー【1.0.0.0】
ドバイターフ【0.2.1.3】
中山記念【0.1.0.4】
チャンピオンズマイル【0.1.0.2】
マイルCS【0.1.0.0】
NHKマイルC【0.0.1.4】
大阪杯【0.0.2.13】
最多タイの2勝を挙げているのは前走・ダービー卿CT組。単勝回収値も406で他ローテ組と比較しても高い。今年はこのローテからパラレルヴィジョンが挑むが、過去に2勝を挙げた馬たちと比較してみると劣る印象。というのも、2015年の勝ち馬モーリスはダービー卿CTで2着馬に0秒6もの大差をつけて圧勝し、安田記念では1番人気、16年に勝利したロゴタイプも東京マイルのベゴニア賞でレコード勝利を飾り皐月賞を制すなど、舞台適性の高さや、優れたスピード能力を示していた。実績面でパラレルヴィジョンには疑問が残る。
また、上位人気が予想されるセリフォスやソウルラッシュらが対象となる前走・マイラーズC組は勝率・連対率ともに2.6%と振るわない。有力視されている馬たちは、ローテと言う点で不安材料がかなり大きい。今年は波乱があっても驚けないか。
■近年のトレンドにマッチする高松宮記念組が狙い目
見どころがありそうなのが単勝回収値109の前走・高松宮記念組。サンプル数は少ないが、2020年にグランアレグリアが勝利し、22年にはサリオスが3着に好走。先にも述べた通り、グランアレグリアはヴィクトリアマイル経由では負けており、サリオスも前年は大阪杯経由で挑んで8着に敗れているが、高松宮記念経由ではともに好走している点には注目したい。
また、安田記念は逃げ脚質が【1.2.0.7】と勝率・連対率とも高く、短距離GIに対応できるスピードの担保、ゆったりと間隔を取って状態を整えられるこのローテは現代競馬にマッチしていそうで、イマドキの臨戦過程に好感を持てる。今年はウインカーネリアンが参戦。東京マイル戦績は【1.1.0.1】と安定しており、昨年の東京新聞杯ではナミュールに逃げ勝った。昨年の安田記念で8着に敗れているものの、ドバイ帰りだったことを考えると、今年の臨戦過程は明らかに違う。すんなり逃げられれば一発あってもおかしくない。
そして今年は海外馬が2頭参戦。ヴォイッジバブルは前走・チャンピオンズマイル3着の実績。過去10年で合計3頭がこのローテから参戦し、2016年にモーリスが2着に好走しているが、海外馬2頭(前走2着馬、4着馬)は馬券外に敗れており、日本遠征へのハードルは決して低くはなさそう。一方、チャンピオンズマイルで8着に敗れたエルトンバローズは、昨年の毎日王冠でのパフォーマンスを見る限り、東京適性は高そうなので巻き返しに期待したい。
注目を集めるもう1頭の海外馬ロマンチックウォリアーは前走・クイーンエリザベス2世Cを勝利。このローテからの出走馬は過去にサンプルがないが、間隔としてはチャンピオンズマイルと同じ「中4週」。オーストラリア遠征も経験している同馬だが、詰まった間隔での海外遠征で結果を出すことができるか。2008年2着のアルマダ以降、16頭が挑戦し馬券絡みがないのも事実であり、よく検討が必要だろう。
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