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【シンザン記念/前走ローテ】良血馬ラスールらに黄信号、舞台替わりでも注視すべき「前走左回り」

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9日に中京競馬場で行われる第56回・シンザン記念(GIII、芝1600m)の過去10年データを紹介する。

前走のデビュー戦となった新馬戦(東京芝1600m)で3馬身半差をつけて勝利した良血馬ラスール、東京スポーツ杯2歳Sでの5着からの巻き返しを狙うレッドベルアーム、こうやまき賞で勝利し、2連勝中のソリタリオなどが出走予定だ。

昨年はピクシーナイト、2018年アーモンドアイ、14年ミッキーアイル、12年ジェンティルドンナとGI馬を多数輩出しているだけに、今後の活躍を占う意味でも注目のレースとなっている。

ここでは予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

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■開催されていない千両賞

最多2勝を挙げているのは千両賞組となっているが、本レースは2020年以降は開催されていない。そのため、前走ローテのデータとしては参考外となる。

千両賞 【2-3-0-7】 勝率16.7%、連対率41.7%、複勝率36.4%
朝日フューチュリティS 【1-2-3-15】 勝率4.8%、連対率14.3%、複勝率28.6%
未勝利戦 【1-2-1-28】 勝率3.1%、連対率9.4%、複勝率12.5%
新馬戦 【1-2-0-7】 勝率10.0%、連対率30.0%、複勝率30.0%
アルテミスS 【1-0-0-1】 勝率50.0%、連対率50.0%、複勝率50.0%
東京スポーツ杯2歳S 【1-0-0-1】 勝率50.0%、連対率50.0%、複勝率50.0%
秋明菊賞 【1-0-1-1】 勝率33.3%、連対率33.3%、複勝率66.7%
未勝利戦(牝) 【1-0-0-2】 勝率33.3%、連対率33.3%、複勝率33.30%
ひいらぎ賞 【1-0-0-2】 勝率33.3%、連対率33.3%、複勝率33.30%

次位は各ローテが1勝ずつ。毎年異なるローテの馬が勝利しているが、そのなかでも好成績を残しているのが、馬券内数6回を誇る朝日フューチュリティS組だ。今年は、10着だったスプリットザシーが登録しているが、フェアリーSとの両睨みとなっているため、後者に回る可能性が高い。次に、未勝利戦組だが、馬券に絡んでいる4頭は全て「芝1600m」となっており、この条件に合致するのはデルマグレムリンのみとなる。こちらも注意が必要かもしれない。

また、前走の距離別に成績を分けると以下のとおり。

1400m 【1-0-1-23】 勝率4.0%、連対率4.0%、複勝率8.0%
1600m 【8-9-6-54】 勝率10.4%、連対率22.1%、複勝率29.9%
1800m 【1-1-1-6】 勝率11.1%、連対率22.2%、複勝率33.3%

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最も馬券に絡んでいるのは、前走1600m組の23回で全体の7割以上を占めている。一方で前走1400m組は複勝率8.0%と不調。これまで23頭が出走したが、馬券内に好走したのは昨年優勝のピクシーナイトと2013年タマモベストプレイの3着のみとなっているだけに、前走1400m組だったショウナンアメリアやマテンロウオリオンは全幅の信頼は置けない。

また、昨年から中京競馬場での施行となっているが、昨年の1着から3着は「前走右回り」からの臨戦過程だった。1番人気の支持を得ていたククナは前走東京競馬場で行われたアルテミスSからの臨戦だったが人気に応えられず4着に敗れており、過去10年で前走右回りが【8-10-9-89】連対率15.5%、複勝率23.3%に対し、前走左回りが【3-1-2-32】連対率10.5%、複勝率15.8%という傾向は中京競馬場に舞台が移ってからも変わらないのだろう。

東京競馬場で行われた新馬戦を快勝した良血馬ラスールや東京スポーツ杯2歳Sでの5着からの巻き返しを狙うレッドベルアーム、同舞台で行われたこうやまき賞を快勝したソリタリオらは「前走左回り」に該当するため、波乱含みの一戦となりそうだ。

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文・SPREAD編集部


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