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【AJCC/前走ローテ】好成績組が不在で“混戦” 「過去15頭が馬券内」の距離別データに着目

【AJCC/前走ローテ】好成績組が不在で“混戦” 「過去15頭が馬券内」の距離別データに着目

23日に中山競馬場で行われる第63回・アメリカJCC(GII、芝2200m)の過去10年のデータを紹介する。

昨年の菊花賞で2着に好走したオーソクレース、毎日王冠3着、金鯱賞3着とここでは実績上位のポタジェ、2020年の目黒記念勝ち馬キングオブコージ、同舞台のセントライト記念を勝利しているアサマノイタズラなどが出走予定だ。

ここでは過去10年のレース結果を基に予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

◆【アメリカジョッキークラブカップ2022予想/追い切り診断】実績上位の人気馬に辛口評価 集中力は上々も「まだ万全とは言い切れない」

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■最多勝利の有馬記念組に信頼は置きづらい

最多勝利を挙げている有馬記念組からは2桁着順だったアサマノイタズラが登録されている。2014年のヴェルデグリーンも2桁着順だったが、2番人気に推され1着になっている。ただ、有馬記念組を含む優勝馬はすべて、前走から同斤量もしくは軽くなっているのに対し、アサマノイタズラの斤量が前走55.0㎏から56.0㎏に増えており全幅の信頼は置きづらいだろう。

また、複勝率50%超の好成績を収めている金鯱賞組(12月開催時)からのローテに該当する馬は今年は不在となっている。

有馬記念 【3-0-0-9】 勝率25.0%、連対率25.0%、複勝率25.0%
金鯱賞 【2-0-2-3】 勝率28.6%、連対率28.6%、複勝率57.1%
菊花賞 【1-3-0-4】 勝率12.5%、連対率50.0%、複勝率50.0%
ステイヤーズS 【1-0-0-9】 勝率10.0%、連対率10.0%、複勝率10.0%
天皇賞・春 【1-0-0-0】 勝率100.0%、連対率100.0%、複勝率100.0%
凱旋門賞 【1-0-0-0】勝率100.0%、連対率100.0%、複勝率100.0%
サンタクロースS 【1-0-0-0】 勝率100.0%、連対率100.0%、複勝率100.0%

次点は1勝を挙げている菊花賞組、ステイヤーズS組、天皇賞・春組、凱旋門賞組、サンタクロースS組と続いている。なかでも菊花賞組は昨年アリストテレスが1着、ヴェルトライゼンデが2着と馬券内に好走しており、19年にはフィエールマンが2着、18年にはミッキースワローが2着と度々上位を賑わせている。今年該当するのは菊花賞2着のオーソクレース1頭のみとなっている。

その他、優勝例のあるサンタクロースS組からエヒトが登録しているが、当データは2018年のダンビュライトのみとサンプルが少ない。

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また、前走の距離別に成績を分けてみると以下の通り。

1800m 【0-1-1-13】 勝率0.0%、連対率6.7%、複勝率13.3%
2000m 【3-6-6-37】 勝率5.8%、連対率17.3%、複勝率28.8%
2200m 【0-0-1-11】 勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率8.3%
2400m 【1-0-1-6】 勝率12.5%、連対率12.5%、複勝率25.0%
2500m 【3-0-1-18】 勝率13.6%、連対率13.6%、複勝率18.2%
3000m 【1-3-0-9】 勝率7.7%、連対率30.8%、複勝率30.8%
3200m 【1-0-0-0】 勝率100.0%、連対率100.0%、複勝率100.0%
3600m 【1-0-0-9】 勝率10.0%、連対率10.0%、複勝率10.0%

最も馬券に絡んでいるのは前走2000m組の15回となっており、複勝回収率も104%と出走頭数の割には穴をあける好走をしている。前走2000mのレースの内訳として金鯱賞(12月開催時)、サンタクロースS、ディセンバーS(16・17年)、中山金杯、福島記念、チャレンジC、中日新聞杯が該当する。なかでも中日新聞杯組は【0-0-3-2】だが、2020年には4番人気のラストドラフトが3着に好走、19年にはメートルダールが5番人気で3着と近年は人気以上の好走をみせている。

今年該当する馬は中日新聞杯4着だったボッケリーニと5着のキングオブコージ、9着ラストドラフト、17着マイネルファンロンの4頭となる。特にGI馬のラブリーデイの全弟にあたるボッケリーニが充実期を迎え飛躍の一年となるか注目だ。

▼その他、過去10年データ傾向
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◆【脚質傾向】「先行」が6年連続勝利中、上位人気に“V圏外”の不安要素

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◆【人気傾向】「5年連続連対中」の1番人気を素直に信頼も、警戒すべきは単勝回収値「532%」の伏兵

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アメリカジョッキークラブカップ2022予想コラム一覧

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▼データ予想
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文・SPREAD編集部

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