【AJCC/騎手データ】高配当狙いならルメール「2着固定」推奨、注目は条件合致で“連対率50%超”のベテラン

 

【AJCC/騎手データ】高配当狙いならルメール「2着固定」推奨、注目は条件合致で“連対率50%超”のベテラン

23日は中山競馬場で伝統のGII戦・アメリカJCC(GII、芝2200m)が行われます。

施行距離の細かな変化はありますが、1985年以降は中山芝2200mで基本的に行われてきました。今回は東京で行われた2002年を除く、2000年以降の過去データを集計の上、アメリカJCCの気になる騎手データを見て行きます。

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■最多勝利は美浦の大ベテラン・横山典弘騎手

今年のアメリカJCCに騎乗する騎手の中で過去騎乗経験があるのは11騎手。各騎手の騎手データは次の通りです。

[2000年以降]AJCCの騎手別成績(2002年の東京開催を除く)

騎手データから一目瞭然ですが、乗れている騎手、乗れていない騎手がはっきり分かるレースですね。今回は過去3鞍以上の騎乗経験がある騎手を中心に見ていきます。

その中で最多となる4勝を挙げるのが美浦の大ベテラン・横山典弘騎手。重賞連続勝利こそ昨年途切れてしまいましたが、1月のシンザン記念を勝利し、手綱捌きに衰えは見られません。過去のアメリカJCCを見て行くと、2007年マツリダゴッホ(2人気1着)、2009年ネヴァブション(4人気1着)、2010年ネヴァブション(5人気1着)のように、1番人気以外の馬を勝利に導くケースが見られました。

また【横山典弘騎手】×【6歳以下の牡馬】の組み合わせは過去【3-1-0-3】と連対率57.1%まで上昇。今年横山典弘騎手はアメリカJCCで6歳馬のキングオブコージ(牡6、栗東・安田翔伍厩舎)に騎乗しますから、熱いデータに該当します。同騎手は2012年以降は勝ち切れていないもの、アメリカJCCで通算6勝を挙げており、7勝目となるかも注目です。

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■着順と人気のバランスに優れるのは田辺裕信騎手

横山典弘騎手には及びませんが、連対率33.3%と優秀な数値を残す田辺裕信騎手についても見て行きます。

同騎手は2014年ヴェルデグリーン(2人気1着)、2015年クリールカイザー(4人気1着)と2勝を挙げています。以降は勝ち切れていませんが、過去6度の騎乗で人気以上の着順に5回も導いているのが魅力ですね。

また【田辺裕信騎手】×【関東馬】の組み合わせは過去【2-0-0-2】と連対率50%に急上昇するデータも確認できます。同騎手は今年のアメリカJCCで関東馬のスマイル(牡6、美浦・堀宣行厩舎)に騎乗予定。こちらも熱いデータに該当する以上、注意が必要でしょう。

■C.ルメール騎手は2着付けがベターか

アメリカJCCで人気馬に騎乗する機会が多いC.ルメール騎手ですが、人気に比べると着順の落ち込みがかなり目立つ状況です。

2010年のキャプテントゥーレ(1人気11着)、2014年のトゥザグローリー(5人気13着)の結果が尾を引いていますね。昨年のアリストテレス(1人気)は人気に応えることができましたが、2016年のスーパームーン(3人気)、2019年のフィエールマン(1人気)、2020年のステイフーリッシュ(5人気)と2着が3回あることから、2着付けで狙うのが手かもしれません。

同騎手は最終的に抜けた人気となりそうな4歳馬オーソクレース(牡4、美浦・久保田貴士厩舎)に騎乗予定。同馬を2着に固定した馬単、3連単ならある程度の配当が見えてきそうです。

以上、今回はアメリカJCCの気になる騎手データを見て行きました。熱いパターンに該当する横山典弘騎手と田辺裕信騎手をデータ注目騎手としてピックアップします。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。