【東京新聞杯/騎手データ】条件合致で“連対率65%超”に急浮上 激熱の組み合わせに「割り引く必要はない」

6日は東京競馬場で今後のマイルGIに繋がる東京新聞杯(GIII、芝1600m)が行われます。

今回は2000年以降の過去データ(2003年の中山開催を除く)を集計の上、東京新聞杯の気になる騎手データを見て行きます。

なお、先週の根岸Sはデータ注目騎手として取り上げた岩田康誠騎手が跨るテイエムサウスダン(6番人気)が優勝。1月中に騎手データを紹介した重賞ではデータ注目騎手の活躍が目立ちました。この傾向は2月も続くのでしょうか。

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■田辺裕信騎手×5歳以下の牡馬は連対率66.7%

今年の東京新聞杯に騎乗する騎手の中で過去騎乗経験があるのは全15騎手。各騎手の騎手データは次の通りです。

[2000年以降]東京新聞杯の騎手別成績(2003年の中山開催を除く)

何とも悩ましいデータが算出されました。全騎手に騎乗経験がありますが、複数回の馬券絡みがある騎手は僅か3名。さらに全体的に連対率が低調です。過去2回以上の騎乗経験がある騎手の中で、連対率20%を超える騎手は3名しかいません。正直な感想を申し上げると、決め手に欠けるデータと言えます。

そんな中で着順と人気のバランスに優れ、過去の騎乗数も多く、連対率22.2%と悪くない数値を残すのが田辺裕信騎手。1着こそありませんが、2017年のプロディガルサン(5人気2着)、2021年のカテドラル(12人気2着)と2回の2着が光りますね。

また田辺裕信騎手の過去騎乗馬で注目したいのが年齢と性別です。6歳以上では結果が出ていないものの【田辺裕信騎手】×【5歳以下の牡馬】は過去【0-2-0-1】で連対率は66.7%。連対率が急上昇するデータも見つかりますので、この組み合わせは見逃せません。

奇しくも今年の東京新聞杯で同騎手が跨るのが4歳牡馬のイルーシヴパンサー(牡4、美浦・久保田貴士厩舎)。3連勝中で上位人気に推されている本馬ですが、熱い組み合わせに該当する以上割り引く必要はなさそうですね。

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■頭ならM.デムーロ騎手

次に見て行くのがM.デムーロ騎手です。騎乗数は僅か2鞍ですが、2017年のブラックスピネル(3人気1着)、2020年のプリモシーン(4人気1着)と騎乗機会2連勝中で、この重賞の勝たせ方を熟知している騎手と言えるでしょう。

集計期間を考えれば、サンプル不足な面は否めないものの、田辺裕信騎手を除く他騎手の成績がそこまで冴えない以上、M.デムーロ騎手を取り上げる必要があると判断しました。

同騎手は今年の東京新聞杯で前日13時時点9人気のドナアトラエンテ(牝6、美浦・国枝栄厩舎)に騎乗予定。クラブの規定により引退が迫る同馬ですが、M.デムーロ騎手に導かれ1年ぶりの優勝となるか注目です。

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■C.ルメール騎手は近3年不振

最後に紹介するのがC.ルメール騎手です。短期免許取得中の成績は良かったものの、2019年のタワーオブロンドン(2人気5着)、2020年のレッドヴェイロン(1人気9着)、2021年のトリプルエース(2人気7着)と実は3年連続で人気に応えられていません。騎手データ以外と重ねても明確な買いデータが見つからないことから、データ上は割り引きたい騎手です。

なお、C.ルメール騎手は前日13時時点1人気のファインルージュ(牝4、美浦・木村哲也厩舎)に騎乗予定。頭で買うよりは相手と考えた方がいいかもしれませんね。

以上、東京新聞杯の気になる騎手でした。今回はデータ注目騎手として田辺裕信騎手、M.デムーロ騎手の両名をプッシュします。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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