【大阪杯/騎手データ】関西馬騎乗で連対率100% 鉄板級の安定感を誇る栗東のエースとは

明日3日は阪神競馬場で大阪杯(GI、芝2000m)が行われます。2016年まではGIIとして施行されてきましたが、2017年にGIへ昇格。昇格後の歴史こそ浅いものの、元々スーパーGIIとしての側面があり、中距離馬にとっては春の大きな目標となるレースです。

今回は2017年以降(GI昇格後)の5年分の過去データ、並びにエフフォーリア(牡4、美浦・鹿戸雄一厩舎)に跨る横山武史騎手、ジャックドール(牡4、栗東・藤岡健一厩舎)に騎乗する藤岡佑介騎手のデータを深堀りするため、両騎手の阪神芝2000mデータ(2017年以降)を基に、気になる騎手データを見ていきます。

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■大阪杯男は馬券圏内率8割の川田将雅騎手

今年の大阪杯に騎乗する騎手の中で2017年以降に騎乗経験があるのは13名。各騎手の騎手データは次の通りです。なお、1番人気のエフフォーリアに騎乗する横山武史騎手、2番人気のジャックドールに騎乗する藤岡佑介騎手については、文章後半で触れます。

[2017年以降]大阪杯の騎手別成績

過去5年分のデータとなるため、サンプル数が不足気味なことをご理解いただければと思いますが、はっきり傾向が出ていますね。過去連対経験があるのは3連対の川田将雅騎手など5名だけで、特定の騎手だけで争っていることがわかります。

過去連対経験がある騎手を中心に見ていくと、真っ先に取り上げなければならないのが【1-2-1-1】と驚異的な成績を誇る川田将雅騎手でしょう。2017年のステファノス(7人気2着)、19年のキセキ(2人気2着)、21年のレイパパレ(4人気1着)など、期間内で1番人気の騎乗がないにも関わらず、多くの馬を好走させてきました。

なお【川田将雅騎手】×【関西馬】の組み合わせは【1-2-1-0】で複勝率100%。単勝回収率305%、複勝回収率207%とも高く文句はつけられません。

同騎手は今年の大阪杯で昨年の覇者レイパパレ(牝5、栗東・高野友和厩舎)に騎乗予定。今回は離れた3番人気の立場となりそうですが、2年連続の好走はあるのでしょうか。

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■池添謙一騎手、福永祐一騎手も優秀

また、着順と人気のバランスという点から池添謙一騎手、福永祐一騎手も上々の数値を記録しています。

池添謙一騎手は2019年のブラストワンピースこそ1番人気で6着に取りこぼしてしまいましたが、17年のヤマカツエース(4人気3着)、21年のモズベッロ(6人気2着)のような伏兵級に跨った際に怖い騎手。

福永祐一騎手も昨年のコントレイルこそ1番人気で3着に敗れたものの、2018年のペルシアンナイト(6人気2着)、19年のワグネリアン(4人気3着)と1番人気以外の馬で結果を残せていることは注目に値します。

なお、今年の大阪杯では池添謙一騎手はヒシイグアス(牡6、美浦・堀宣行厩舎)、福永祐一騎手はステラリア(牝4、栗東・斉藤崇史厩舎)に騎乗予定。両馬とも伏兵級の評価だけに押さえは必須と言えるでしょう。

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■M.デムーロ騎手は人気次第

そして期間内最多となる2勝を誇るM.デムーロ騎手ですが、背負う人気と比べると着順の落ち込みが大きく注意が必要です。2018年のスワーヴリチャード(1人気)、20年のラッキーライラック(2人気)の2頭を優勝に導いた一方で、3番人気の2頭は掲示板外に敗れていますね。

2番人気内の馬に騎乗するようであれば信頼できそうですが、今年騎乗を予定するのが前日16時30分時点15番人気のヒュミドール(セ6、美浦・小手川準厩舎)。さすがに厳しそうです。

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■藤岡佑介騎手、横山武史騎手は人気通り

最後に今年の大阪杯で有力馬に騎乗する藤岡佑介騎手、横山武史騎手を深堀りしていきましょう。

[2017年以降]阪神芝2000mの藤岡佑介騎手、横山武史騎手の成績

藤岡佑介騎手はGI昇格後の大阪杯で人気馬に騎乗した機会がなく、横山武史騎手は騎乗そのものがありません。そこで2017年以降の阪神芝2000mの過去データを元に両騎手が買えるかどうか判断していきます。

結論から申し上げると両騎手ともほぼ人気通りの着順が見込めますので、割り引く必要はありませんね。騎乗馬の人気次第と言えます。ただし、横山武史騎手は騎乗数の少なさがネックかもしれません。乗り慣れていない阪神芝2000mで上手に導けるかがカギになります。

以上、大阪杯の気になる騎手データのご紹介でした。今回は文句なしのデータを残す川田将雅騎手をデータ注目騎手としてプッシュします。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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