■エグランタイン
重賞初挑戦となった前走のローズSは、中団から渋太く脚を伸ばして3着に善戦。結果的には先に抜けた勝ち馬アートハウスを捕えきることができず、2着サリエラの決め手にも屈する形となったが、それでも一気の相手強化の中で前評判を覆す走りをしたことは高く評価したい。直線で一瞬前が壁になったことも踏まえれば、よく頑張っていた。
◆【秋華賞2022予想/騎手データ】条件合致で食い込みに警戒も 軸は“単勝回収率233%”の名手
春から夏にかけて力を付けてきた馬で、4月に初勝利を挙げると、昇級初戦となった夏の小倉でいきなり2着。秀逸だったのがその次走にあたる2走前の1勝クラスのレースで、2番手から鋭く抜け出し、2着馬に0秒5差をつけて2勝目をマークしている。スムーズならこれくらいやれる脚力を持っており、今回はこのときと同じように先団からうまくなだれ込みたい。
前走に続き2000mのレースに参戦となるが、これまで5戦して【2.1.1.1】と、この距離は安定して力を出せる舞台。前回はテン乗りだった池添が今回も継続騎乗と、本番を前に脚をはかれたことは前進材料だ。人気はないが、ケアして損はない存在と見た。
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秋華賞2022予想コラム一覧
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▼データ予想
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◆【騎手データ】条件合致で食い込みに警戒も 軸は“単勝回収率233%”の名手
▼その他、過去10年データ傾向
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◆【血統傾向】想定“8人気”前後に照準 条件合致で「馬券内率4割」超えの非サンデー系
◆【脚質傾向】オークス経由組に明と暗、スターズオンアースは「早めに反応できるか」
◆【前走ローテ】最多4勝のオークス直行組が中心も、“大穴”が潜むトライアル組
◆【人気傾向】牝馬三冠は“単勝オッズ”がキーワード 2人気は勝率0%の鬼門
◆【動画プレーバック/秋華賞2021】4番人気アカイトリノムスメが最後に末脚を伸ばし2着に半馬身差をつけラスト一冠を制す
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。