【秋華賞/追い切り診断】上位人気の一角に低評価「B」 「仕上がりに不安を感じる」

 

【秋華賞/追い切り診断】上位人気の一角に低評価「B」 「仕上がりに不安を感じる」

■スターズオンアース

【中間調整】桜花賞は7番人気という評価を覆して勝利。オークスは桜花賞勝ち時の川田騎手とのコンビを解消し、テン乗りとなるC.ルメール騎手で臨んだが、桜花賞以上に余裕のある走りから完勝を収め、2冠制覇を達成した。オークス後に両前脚の剥離骨折が判明。しかし幸い軽度のもので、ぶっつけとはなるが三冠達成が懸かる秋華賞に進出することが早い段階で決定した。夏は山元トレセンで過ごし、9月13日とおそらく想定より早い段階で美浦に帰ってきている。16日に坂路14-14をこなしたのが帰厩後の初時計。そこから慎重に坂路で時計を詰め、2週前追いで初めてコース追いを解禁した。10月6日の1週前追いにはC.ルメール騎手が騎乗。ウッドでオープン馬を追走し、若干のモタつきはあったものの最後は半馬身先着でまとめている。

◆【秋華賞2022予想/騎手データ】条件合致で食い込みに警戒も 軸は“単勝回収率233%”の名手

【秋華賞/騎手データ】条件合致で食い込みに警戒も 軸は“単勝回収率233%”の名手

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【最終追い切り】最終追いもC.ルメール騎手が跨りウッドで併せ馬。コーナーワークで先行馬との差を詰め、直線で気合いを入れられるとジワッと抜け出し最後は1馬身の先着フィニッシュとした。

【見解】1週前、最終追いと追走先着でそつなくまとめており順調さをアピールした。しかしラストでもう1枚ギアを上げて欲しい感があり、春に比べて物足りなさが残るところ。これまで日曜追いでは単走オンリーだったが、10月2日に1秒7追走の併せ馬を挟んでいるあたり、仕上がりが思ったほど進んでいないのかもしれない。近年連続で秋華賞はオークスからの直行組が制しているように、間隔が大きくても問題なく力を出せるよう仕上げるのが“トレンド”ではある。しかしこの馬に関しては春がそうだったように使って使って良くなるタイプなのかも。能力とセンスは間違いなく最上位だが、仕上がりに関しては不安を感じる

総合評価「B」

▼その他、追い切り診断
◆【追い切り診断】スターズオンアースを上回る最高評価「S」 全部やり切れている感がある

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◆【追い切り診断】好気配の重賞馬に高評価「A」 「攻め気配には非の打ち所がない」

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◆【追い切り診断】“完成は秋”を目標とされた伏兵に「A」の高評価 「かなりいい状態にありそう」

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秋華賞2022予想コラム一覧

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▼その他、過去10年データ傾向
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◆【血統傾向】想定“8人気”前後に照準 条件合致で「馬券内率4割」超えの非サンデー系

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◆【前走ローテ】最多4勝のオークス直行組が中心も、“大穴”が潜むトライアル組

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。