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【中山金杯/血統傾向】単勝“6人気”前後の妙味 枠の不利をカバーする単回収値「435」条件

【中山金杯/血統傾向】単勝“6人気”前後の妙味 枠の不利をカバーする単回収値「435」条件

5日に中山競馬場で行われる中山金杯(GIII、芝2000m)の「血統傾向」を分析する。

2018年以降の中山金杯で3着内に入った種牡馬データを集計した下記の血統表をもとに推奨馬2頭を紹介する。ここでは、そのうち1頭を紹介する。

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過去5年でディープインパクト系種牡馬の出走馬は12頭いたが、好走例は2018年1着のディープブリランテ産駒・セダブリランテスのみ。一方、昨年は4番人気1着だったレッドガラン(ロードカナロア産駒)や1番人気3着のヒートオンビート(キングカメハメハ産駒)、一昨年は5番人気2着のココロノトウダイ(エイシンフラッシュ産駒)などキングマンボ系種牡馬から好走馬を多く輩出している。2年連続で連対しており、トレンド血統と言えそうだ。

また、穴馬で狙い目なのは、ヴァイスリージェントの血を内包した馬。昨年に7番人気ながら2着に入ったスカーフェイスや、一昨年11番人気ながら3着に好走したウインイクシードなど人気薄の激走が目立っており、注意したいところ。

中山芝2000mは直線の短い内回りで2度の急坂があるコース設計。先行力やパワー、コーナーをスムーズに回るための器用さを求められるため、瞬発力を武器とするサンデー系よりも持続力のあるキングマンボ系やヴァイスリージェントの血を内包する馬が浮上してくるのだろう。

今回はヴァイスリージェントの血を内包する馬に注目する。

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■ウインキートス

父はゴールドシップ、母は2007年のクイーンCを勝ったイクスキューズ、母父はBCジュヴェナイル覇者のボストンハーバー(母父ヴァイスリージェント)、半兄に2020年・中山金杯2着のウインイクシードがいる血統。2021年に目黒記念を勝利、同年のオールカマーでも2着に入るなど牡馬相手に結果を残している実力馬。昨年も前述の2重賞で共に3着に入るなどその実力は錆びついていない。

また中山芝コースを得意にしており、その成績は【2.5.2.4】、勝率15.4%、複勝率69.2%、複回収値160。オールカマーで2年連続で好走しているように中山は得意の舞台。前走の大敗で人気が落ちる今回は狙い目だろう。

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さらに、2018年以降、父ステイゴールド系の牝馬が、16頭立て以上の中山芝重賞に出走すると【2.5.3.27】、勝率5.4%、複勝率27.0%、単回収値282と回収値が優秀。なかでも、4枠以降の枠に配置されると【2.2.3.17】、勝率8.3%、複勝率29.2%、単回収値435。中枠から外枠に入るとより好走率や回収値がアップしている。中山金杯の過去データをみると内枠が優勢だが、そのセオリーに反して外よりの6枠に入ったウインキートスに一発を期待してみるのもおもしろそうだ。

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文●中井達也(SPREAD編集部)


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