【安田記念/脚質傾向】シュネルマイスターは届くのか、名牝も差し損ねた3F34秒中盤の展開

6日に東京競馬場で行われる第71回・安田記念(GI、芝1600m)の過去10年データを紹介する。

ヴィクトリアマイルでGI5勝目を飾ったグランアレグリア(牝5、美浦・藤沢和雄厩舎)は、史上3頭目の安田記念連覇を目指す。これに昨年の日本ダービー2着のサリオス(美浦・堀宣行厩舎)、マイルGI2勝のインディチャンプ(牡6歳、栗東・音無秀孝厩舎)ら、古牡馬マイラーが挑む。

3歳世代からはNHKマイルCの覇者・シュネルマイスター(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)が参戦し、2011年のリアルインパクト以来となる3歳Vを狙う。

ここでは「脚質傾向」を分析していく。

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■逃げ馬不在の今年は「前」警戒か

過去10年、逃げ【1-2-0-7】、先行【2-2-2-28】に対し、差し【5-4-4-59】、追込【2-2-4-40】で、差し・追込が優勢。逃げ切りは2016年のロゴタイプのみとなる。一方、後ろ過ぎても届かない傾向が見られ、昨年も4角7番手から先に抜け出したグランアレグリアが、4角11番手から追い込んだアーモンドアイを完封した。

逃げ・先行の好走例は同一馬によるものが多い。アエロリットは18年に4角3番手から3着、翌19年に逃げて2着。ロゴタイプは16年に逃げ切りV、翌17年に逃げて2着に粘り込んでいる。

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ただし、今年は確たる逃げ馬が不在。トーラスジェミニは中距離路線から近2走でマイル戦を使っているものの、2走前・東風Sの逃げは重馬場で前半3F34秒6の逃げ。ラウダシオンは道中2、3番手の競馬が板に付いている。

例年、安田記念は前半3F34秒台の前半に突入する傾向にあるが、ペースが緩むと前残りも考慮したほうがいい。単勝1.7倍のモーリスがロゴタイプの逃げ切りを許した2016年は前半3F35秒0。

4歳時のアーモンドアイが上がり3F32秒4の末脚で届かず3着に敗れた19年は、前半3F34秒5で、この時は4角5番手のインディチャンプが制し、2着に逃げたアエロリットだった。

ペースが落ち着けば、中団で運べるグランアレグリアは問題ないとしても、マイル戦では若干追走が忙しくなるシュネルマイスターにとっては厳しい戦いとなりそうだ。マイル戦で中団より前に位置できる馬を中心視したい。

■安田記念2021予想コラム一覧

▼穴馬予想
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▼データ予想
◆【後編・穴馬】想定10人気以下、グランアレグリアに先着実績がある伏兵に「2-0-1-1」の“買い”要素

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▼追い切り予想
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◆【安田記念2021/有力馬】グランアレグリアを上回る「S」評価、目下最高潮の仕上がりで「文句なし」

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▼その他、データ傾向
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文・SPREAD編集部


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