【安田記念/人気傾向】グランアレグリアは“連軸”評価、2番人気は不振で狙いは7~9番人気

 

【安田記念/人気傾向】グランアレグリアは“連軸”評価、2番人気は不振で狙いは7~9番人気

6日に東京競馬場で行われる第71回・安田記念(GI、芝1600m)の過去10年データを紹介する。

ヴィクトリアマイルでGI5勝目を飾ったグランアレグリア(牝5、美浦・藤沢和雄厩舎)は、史上3頭目の安田記念連覇を目指す。これに昨年の日本ダービー2着のサリオス(美浦・堀宣行厩舎)、マイルGI2勝のインディチャンプ(牡6歳、栗東・音無秀孝厩舎)ら、古牡馬マイラーが挑む。

3歳世代からはNHKマイルCの覇者・シュネルマイスター(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)が参戦し、2011年のリアルインパクト以来となる3歳Vを狙う。

ここでは「人気傾向」を分析していく。

【安田記念/前走ローテ】グランアレグリアは2着まで? Vマイルからの連勝は三冠牝馬も叶わず

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■じつは1番人気が5年連続で連敗中

過去10年、1番人気は【3-2-2-3】で、勝率30.0%、連対率50.0%、複勝率70.0%。2011年にアパパネが6着、12年にサダムパテックが9着と人気を裏切った後、13年から15年に1番人気が3連勝を飾った。しかし、連覇が期待された16年のモーリスが2着に敗れた16年以降、17年のイスラボニータは8着、18年のスワーヴリチャードは3着、アーモンドアイが19年3着、昨年2着と、じつは5年連続で敗れている。

しかも、1番人気で制した3頭の僅差Vは印象的で、2013年優勝のロードカナロアはクビ差、14年優勝のジャスタウェイはハナ差、15年優勝のモーリスはクビ差。歴史的名馬でさえ、苦戦を強いられている。

【安田記念/世代別傾向】インディチャンプは「消し」、近3年で6歳以上は【0-0-0-15】と大不振

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2番人気は完全に不振で、過去10年で【1-0-1-8】。対して3番人気は【1-3-2-4】と馬券によく絡んでおり、データ上は2番人気がいわゆる「危険な人気馬」の扱いとなる。

ちなみに伏兵の戴冠は7~9番人気のゾーンで、この人気帯の着度数は【4-1-0-15】。今年はグランアレグリアの1番人気が濃厚で、同馬をあくまで“連軸”とし相手に中穴馬を絡めた馬券が吉か。

■安田記念2021予想コラム一覧

▼穴馬予想
◆【前編・有力馬アナライズ】グランアレグリアを負かすのは“前”、シュネルマイスターは危険な人気馬

◆【後編・穴馬アナライズ】単勝オッズ10倍以上に伏兵ゴロゴロ、うち1頭は「大金星まであっていい」

▼データ予想
◆【後編・穴馬】想定10人気以下、グランアレグリアに先着実績がある伏兵に「2-0-1-1」の“買い”要素

◆【前編・有力馬】グランアレグリアに死角なし、ローテ不安を払拭する馬券圏内100%データとは

▼追い切り予想
◆【安田記念2021/有力馬】グランアレグリア「A」評価も、動きからみた「2つの不安要素」とは

◆【安田記念2021/有力馬】グランアレグリアを上回る「S」評価、目下最高潮の仕上がりで「文句なし」

◆【安田記念2021/有力馬】サリオスは辛口評価「B」、前走のダメージで体調が優れず「迫力不足」

◆【安田記念2021/穴馬】推定10番人気以下の伏兵に「A」評価、中間の気迫、気持ちの乗りは「特筆レベル」

▼その他、データ傾向
◆【安田記念2021/騎手データ】伏兵騎乗で“鬼”と化す、グランアレグリアのC.ルメールを脅かす穴ジョッキー

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◆【安田記念2021/脚質傾向】シュネルマイスターは届くのか、名牝も差し損ねた3F34秒中盤の展開

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文・SPREAD編集部

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