【チャンピオンズC/枠順】ソダシは1枠1番で“白”に染まる 鬼門の8枠にカフェファラオ

 

【チャンピオンズC/枠順】ソダシは1枠1番で“白”に染まる 鬼門の8枠にカフェファラオ

第22回・チャンピオンズカップ(GI、ダ1800m)の枠順が2日、発表された。

ダート初挑戦の白毛馬・ソダシは1枠1番から発走。武蔵野Sで2着のエアスピネルは3枠5番に、前走シリウスSを快勝したサンライズホープは4枠7番、昨年の覇者チュウワウィザード7枠13番に入った。

この記事では、過去7年データをもとに予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。

◆【チャンピオンズカップ2021予想/データ攻略-前編】ソダシに襲い掛かる“GI実績”の罠 注目は叩き2戦目で「勝率100%」の新興勢力

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■上位人気想定3頭の枠は未だ勝利なし

上位人気が予想されるソダシが入った1枠は【0-2-2-8】と未だ勝ち星を挙げられていないものの、複勝回収値126%が示すように伏兵馬の好走が目立っている。2020年には3番人気のゴールドドリームが2着に、17年は9番人気のコパノリッキーが3着に逃げ粘り、15年には3番人気のノンコノユメと5番人気のサウンドトゥルーが馬券内に突っ込み波乱を演出していた。こちらも上位人気が予想されるチュウワウィザードが入った7枠は、過去7年で【0-2-1-11】という成績で、昨年はインティが3着に好走したものの、2015年のホッコータルマエは2番人気の支持に推されながら5着に敗れた。人気馬の凡走も目立つだけに全幅の信頼は置けないところだ。

また、メイショウハリオカフェファラオが入った8枠は【0-0-0-13】と直近7年で1頭も馬券に絡めていない。昨年は断然の1番人気に支持されていたクリソベリルが4着に敗れ、16年には同一年春秋制覇を狙っていたモーニンが7着に敗れている。カフェファラオは今年のフェブラリーSを快勝したが、クリソベリルら強豪馬でさえ好走できなかった鬼門の8枠でどのような競馬をするのか注目だ。

◆【チャンピオンズカップ2021予想/危険な人気馬-前編】人気先行のGI馬は“消し” ダート頂上決定戦で「買うべきではない」1頭とは

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■最多4連対の良枠には伏兵馬が入る

一方で2枠は【2-2-1-9】と最多タイの2勝を挙げ、勝率14.3%、連対率28.6%、複勝率35.7%と好成績を収めている。2015年には12番人気の低評価ながら強烈な末脚で名だたる牡馬勢を差し切ったサンビスタが2枠から勝利を挙げ、16年にはアウォーディーが2着に好走し、18年にはルヴァンスレーヴが2枠から正攻法の競馬で直線抜け出し快勝していた。

今年2枠に入ったのはサンライズノヴァインティの2頭。なかでもインティは、一昨年に2枠4番から3着に好走しており、今年も2枠4番をゲットした。リピーターが好走するレース傾向なだけに、「なにか持っている」と感じてしまうインティの激走も想定しておきたいところだ。

▼その他データ傾向
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チャンピオンズカップ2021予想コラム一覧

▼追い切り予想
◆【S評価】「S」評価は“最高潮の域”に達した有力馬 「本番でどれだけ弾けるのか楽しみ」

◆【A評価】チュウワウィザードを上回る「A」評価は伏兵馬 「体調、精神面はハイレベル」

◆【A評価】高評価「A」は“狂いなき仕上げ”の人気馬 厩舎流のハードトレで「万全の状態」

◆【B評価】チュウワウィザードに“辛口評価” 併せ先着も「骨折の影響がまだ……」

▼穴馬予想
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◆【危険な人気馬・前編】人気先行のGI馬は“消し” ダート頂上決定戦で「買うべきではない」1頭とは

◆【危険な人気馬・後編】有力馬より評価すべき「イン突きの鬼」 前走から“砂厚”が好転する1頭を本命視

▼データ予想
◆【騎手データ】前日オッズ20倍以上でも侮れない人馬 条件合致で「複勝率100%」

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◆【データ攻略・後編】勝負駆けを匂わす穴馬 “勝率100%”の名手と「コンビ再結成」で波乱を巻き起こす

文・SPREAD編集部