第66回・有馬記念(GI、芝2500m)の枠順が23日、発表された。
前走の天皇賞・秋でコントレイルやグランアレグリアを下し歴代最多と26万票を集めたエフフォーリアは5枠10番に、グランプリ4連覇の偉業に挑むクロノジェネシスは4枠7番、菊花賞馬・タイトルホルダーは8枠16番からのスタートとなる。
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■キセキとタイトルホルダーが鬼門の8枠に
上位人気が予想されるエフフォーリアが入った5枠は【1-2-3-14】となっている。こちらも上位人気が予想されるクロノジェネシスが入った4枠は【2-1-1-16】と最多タイの2勝を挙げている。ファン投票にてこの2頭に続く3位になったタイトルホルダーが入った8枠は【0-0-1-19】と勝利がなく複勝率5.0%と鬼門の枠となっている。
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また、ステラヴェローチェ、エフフォーリアが入った5枠は馬券内好走数は最多タイの6回を誇る。昨年はクロノジェネシスが勝利しており、19年にはサートゥルナーリア(3人気)が2着に入るなど、2年連続で好走をしている。
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■最多4連対の良枠には伏兵馬が入る
一方で3枠は【2-2-0-15】と最多タイの2勝を挙げ、勝率10.5%、連対率21.1%と好成績を収めている。19年にはリスグラシューが外から上がり最速の34秒7で差して5馬身差をつけて圧勝、13年にはオルフェーヴルは3コーナーから猛烈な追い上げをみせ4コーナで先頭に立ち最終的に8馬身もの差をつけて有終の美を飾った。
今年3枠に入ったのはディープボンドとウインキートスの2頭。この馬の激走にも期待したいところだ。
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文・SPREAD編集部