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【有馬記念/血統傾向】過去3年で9頭中7頭が該当 浮上した“10人気”前後の穴馬

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26日に中山競馬場で行われる第66回・有馬記念(GI、芝2500m)の「血統傾向」を分析する。

今年はエピファネイア産駒のエフフォーリア、バゴ産駒のクロノジェネシスステラヴェローチェなど、いかにも有馬記念にフィットしそうな血統の馬が上位人気を占めるが、過去の傾向から注目の血統を絞り込んでいく。

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■好走例に見る欧州血統の必要性

中山芝2500mは、長距離に加え1周目のスタンド前と最後の直線で2度の坂越えがありスタミナが求められる。また、6つのコーナーを回り、向こう正面の下り坂からロングスパートが始まるコース形状であり、緩急のあるレース展開になりやすい。

この舞台で活躍するのが「欧州血統」で、過去3年の3着以内に入った9頭中7頭には、父または母父に欧州種牡馬の名前が入っていた。起伏に富んだコースで緩急のあるレースが多い欧州競馬で活躍できるタイプが、似た性質を持つ有馬記念にフィットするというわけだ。

一方、アーモンドアイ(父ロードカナロア、母父サンデーサイレンス)やスワーヴリチャード(父ハーツクライ、母父Unbridled’s Song)のようにサンデー系をはじめとする米国血統が主流の馬は、人気を下回る着順に沈んでいる。この点からも欧州血統の必要性が見て取れる。

とくに近年、有馬記念で活躍を見せている欧州血統がMachiavellian。2010年1着のヴィクトワールピサ(母父Machiavellian)、17・18年3着のシュヴァルグラン(母父Machiavellian)の好走例があり、昨年はMachiavellianの近親であるバゴ産駒のクロノジェネシスが制するなど、近年のトレンド血統と言える。

今年、バゴ産駒はクロノジェネシスステラヴェローチェ、ヴィクトワールピサ産駒はアサマノイタズラが出走。とくに注目はステラヴェローチェで、バゴ産駒の牡馬は中5週以上の芝2000m以上で【4-0-4-23】勝率12.9%、複勝率25.8%、単勝回収値223と好成績を誇る。菊花賞から中8週のローテはプラスに出る。

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■中山芝2500mに強い血統構成

次に、ヴィクトワールピサ産駒のアサマノイタズラの3代血統表を見ていく。まず、父のヴィクトワールピサは皐月賞と有馬記念を制するなど中山コースでめっぽう強く、Machiavellianの特徴が色濃く出ているタイプだ。

母父のキングヘイローは皐月賞2着やスプリンターズS3着のほか、中山記念を制し、明らかに距離の長い有馬記念でも3歳時に10番人気6着、6歳時のラストランで9番人気4着と好走。中山適性の高さを証明した。

さらに母母父は欧州血統の代表格・サドラーズウェルズ系のオペラハウスと、同馬には有馬記念にフィットする血統が凝縮されている。

なお、ヴィクトワールピサ産駒の牡馬は3歳時が一番の走り時で、オープン以上のレースでは【5-4-2-47】単勝回収値140と期待値が高い。さらに前走から距離短縮では【3-1-0-11】勝率20%、複勝率26.7%、単勝回収値164。ステラヴェローチェと同じく、好ローテのプラス材料を加味してアサマノイタズラを推奨する。

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文・SPREAD編集部

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