【有馬記念/追い切りジャッジ】ラストランVを目論むクロノジェネシス、気になる「凱旋門賞のダメージ」は

■クロノジェネシス

【中間調整】前走は仏遠征で凱旋門賞に挑戦するも、異次元の道悪馬場に力を発揮できず0秒9差の7着に終わっている。続くこの有馬記念が当初からの予定通り、引退レース。グランプリ4連覇で花道を飾るべく、中間は意欲的に調整されている。検疫そしてノーザンファームしがらきでの休養を挟み、12月2日に栗東へ帰厩。5日にCW14-14程度ではあったが、軽快に動いて回復ぶりをアピールすると、以降CW中心で徐々に時計を詰めていく。1週前追いでオープン馬トリプルエースを追走。若干だけ反応に鈍さを感じさせたが、最後はこの馬らしい豪快な伸び脚で4馬身の先着を果たした。

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【最終追い切り】最終追いは折り合いを気にせず、気分良く走らせることを主眼に馬の後ろで待機させるのではなく、2秒以上先行させた相手を追いかける併せ馬。この日も直線で反応が遅れ先導馬の鞍上が何度も振り返る場面があったが、残り1F過ぎでようやく取り付き併入に持ち込んでいる。チグハグではあったが、ラストで見せた迫力はさすがのものがあった。

【見解】タフなコンディションだった凱旋門賞のダメージは少なからずあるようで、体はしっかりしているが気持ちの面で乗り切れていないのかも。それでも通常軽めで済ますレース2週前の日曜追いで速い時計を出すなど、ラストランをいい状態で迎えるべく手を講じている。最終追いも見栄えはしなかったが、ラストはこの馬らしさ満点で、このひと追いで走れる態勢は整ったはず。最高潮の気配とまでは言えないが、地力と適性で抜けているだけに終わってみれば“あっさり快勝”があっても不思議はない。

総合評価「B」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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