【有馬記念/脚質傾向】上がり最速の差しが活躍も、キタサンブラックの好走から導いた注目すべき馬とは

26日に中山競馬場で行われる第66回・有馬記念(GI、芝2500m)の過去10年データを紹介する。

今年の皐月賞馬で、前走天皇賞・秋ではコントレイルやグランアレグリアを抑え勝利したエフフォーリア、このレースで引退が決まっている昨年の覇者クロノジェネシス、今年の菊花賞を制したタイトルホルダー、エリザベス女王杯で波乱の立役者となったアカイイトなど豪華メンバーが出走予定だ。

ここでは予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

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■近年は差し馬が台頭

過去10年、逃げ【1-0-1-9】、先行【4-2-2-27】、差し【3-6-4-47】、追込【2-2-3-44】と中団で競馬を進めた馬の好走が目立つが、後方から競馬を進め2周目3コーナーから先団に取り付く追込も良績を残しており、昨年のクロノジェネシスと13年オルフェーヴルが後方から押し上げて直線抜け出して勝利していた。

また、上がり3Fの順位ごとの成績は以下の通り。

1位 【3-2-0-6】 勝率27.3%、連対率45.5%、複勝率45.5%
2位 【2-2-3-5】 勝率16.7%、連対率33.3%、複勝率58.3%
3位 【1-2-1-3】 勝率14.3%、連対率42.9%、複勝率57.1%
4・5位 【2-2-5-16】 勝率8.0%、連対率16.0%、複勝率36.0%
~6位 【2-2-1-96】 勝率2.0%、連対率4.0%、複勝率5.0%

ゴール前の直線距離が308mと短いコース形状になっているものの、上がり最速馬が連対率45.5%と好調で、昨年はサラキアが上がり最速の末脚を繰り出し2着、19年には上がり最速をマークしたリスグラシューが有終の美を飾り、18年の上がり最速馬だったレイデオロが2着に好走しているように近年は差し馬の台頭が目立っている。

一方で、17年のように「上がり3F・1位~3位」の馬が軒並み凡走してしまうケースもあり、この年はキタサンブラックが前後半に2度も11秒台のラップを踏むような「差し馬の脚を使わせる」展開で競馬を進めていた。タイトルホルダーは前走の菊花賞で前半に11秒台のラップを2度、後半に11秒台のラップを3度踏むような有馬記念向きの逃げの手を打っており、キタサンブラックが有終の美を飾ったレースラップと相似しているため、展開を考えると好走の可能性は高くなりそうだ。

実力一途を辿る菊花賞馬の激走にも注意しながら馬券を組み立てることが的中のヒントに繋がりそうだ。

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文・SPREAD編集部


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