【有馬記念/前走ローテ】菊花賞組が最多4勝と好成績も、クロノジェネシスら凱旋門賞組の気になる点とは

26日に中山競馬場で行われる第66回・有馬記念(GI、芝2500m)の過去10年データを紹介する。

今年の皐月賞馬で、前走天皇賞・秋ではコントレイルやグランアレグリアを抑え勝利したエフフォーリア、このレースで引退が決まっている昨年の覇者クロノジェネシス、今年の菊花賞を制したタイトルホルダー、エリザベス女王杯で波乱の立役者となったアカイイトなど豪華メンバーが出走予定だ。

ここでは予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

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■今年のジャパンC組は軽視するのもありか

最多勝利を挙げている前走ローテは4勝を挙げている菊花賞組だ。2018年ブラストワンピース、16年サトノダイヤモンド、12年ゴールドシップ、11年オルフェーヴルが菊花賞からのローテで勝利を挙げており、ブラストワンピースを除く3頭は菊花賞を制した勢いそのままに古馬を下していた。また、14年の菊花賞で16着と惨敗したトゥザワールドが巻き返して2着になったこともあり、アサマノイタズラステラヴェローチェの2頭にも注目しておきたいところだ。

菊花賞 【4-1-2-4】 勝率36.4%、連対率45.5%、複勝率63.6%
ジャパンC 【2-3-6-48】 勝率3.4%、連対率8.5%、複勝率18.6%
天皇賞・秋 【1-2-1-13】 勝率5.9%、連対率17.6%、複勝率23.5%
凱旋門賞 【1-0-1-4】 勝率16.7%、連対率16.7%、複勝率33.3%
アルゼンチン共和国杯 【1-0-0-5】 勝率16.7%、連対率16.7%、複勝率16.7%
コックスプレート 【1-0-0-0】 勝率100.0%、連対率100.0%、複勝率100.0%
エリザベス女王杯 【0-2-0-16】 勝率0.0%、連対率11.1%、複勝率11.1%

次点は2勝を挙げているジャパンC組で、天皇賞・秋組、凱旋門賞組、アルゼンチン共和国杯組、コックスプレート組と続く。今年のジャパンC組からはアリストテレスシャドウディーバキセキシャドウディーヴァモズベッロユーキャンスマイルが出走登録されているが、直近5年ではジャパンCで掲示板内に好走した馬しか馬券内に絡めていないだけに、今年は軽視するのもあるだろう。

一方気になるのは前走凱旋門賞組の成績だが、過去10年で凱旋門賞から有馬記念のローテを歩んできた馬は19年のキセキとフィエールマン、18年クリンチャー、14年ゴールドシップ、13年オルフェーヴル、11年ヒルノダムールの計6頭が出走するも勝利したのはオルフェーヴル1頭のみだった。そのオルフェーヴルは凱旋門賞で2着に好走していただけに、凱旋門賞で大敗してしまったクロノジェネシスディープボンドは全幅の信頼は置けない。

また、前走の距離別に成績を分けてみると以下の通り。

1800m 【0-0-0-4】 勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率0.0%
2000m 【1-4-1-32】 勝率2.6%、連対率13.2%、複勝率15.8%
2200m 【0-2-0-18】 勝率0.0%、連対率10.0%、複勝率10.0%
2400m 【3-3-7-54】 勝率4.5%、連対率9.0%、複勝率19.4%
2500m 【1-0-0-5】 勝率16.7%、連対率16.7%、複勝率16.7%
3000m 【4-1-2-4】 勝率36.4%、連対率45.5%、複勝率63.6%
※19年1着リスグラシューの前走コックスプレートが2040mのため、1着合計が9となる。

前述で述べた通り、前走菊花賞組(3000m)が優秀な成績を収めているが、最も馬券に絡んでいるのは前走2400mの13回となっている。また、昨年のサラキア(11人気2着)や17年のクイーンズリング(8人気2着)など前走エリザベス女王杯組が度々穴をあけており、この2頭はいずれも府中牝馬からエリザベス女王杯、そして有馬記念という非根幹距離のローテを歩んで好走している。アカイイトは府中牝馬Sで7着、エリザベス女王杯で勝利をあげ有馬記念に駒を進めてきているだけにここでもマークしておく必要があるようだ。

今年一年を占うビックイベントらしからぬ難解なレースとなりそうだが、歴代の名馬が残した「ローテーション」を参考にし、出走各馬のレース展開を読み解くことが的中のヒントとなりそうだ。

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文・SPREAD編集部


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