【中山金杯/血統傾向】出走“4頭中3頭”が大駆け 冬枯れの中山に「初夢」を託す本命

5日に中山競馬場で行われる中山金杯(GIII、芝2000m)の「血統傾向」を分析する。

中央競馬の幕開けを飾る中山金杯は、2019年香港カップを制したウインブライト、2021年香港カップ2着ヒシイグアスなど、その後、日本のみならず海外GIで好走する馬を輩出している。今年もヒートオンビートトーセンスーリヤなど、GI戦線を賑わせそうな馬が顔を揃えた。

ここでは種牡馬だけに限らず母系を含めた血統表に見る「配合」の分析で、中山金杯の適性を見極めていく。

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■ディープ産駒は母系に注目

中山芝2000mは4コーナー付近からスタートし、最初の1コーナーまで約405mと長いホームストレッチ。序盤から高低差2.4mの急坂もあり、隊列は決まりやすくペースは落ち着く傾向にある。しかし、2コーナー付近からは下り坂で加速。そして再び直線の急坂を迎えるなどアップダウンがあり、パワーとスタミナが求められる舞台だ。

2017年以降の中山金杯における種牡馬成績を見ると、ステイゴールド、ハーツクライ、マンハッタンカフェなど、サンデー系の中・長距離血統が活躍している。

対して、ディープインパクト系の産駒は【1-0-0-9】と結果を残せていない。カデナ(母父フレンチデピュティ)やザダル(母父Lemon Drop Kid)、ギベオン(母父Ghostzapper)などが人気を背負って馬券外となっている。共通しているのは、母系が米国ダート血統であり、スピードや瞬発力に長けた配合馬はマッチしない舞台設定ということがわかる。

今年出走予定のディープインパクト系はブレステイキングシャムロックヒルの2頭だが、母父がエクリプスSなど英GI2勝のMediceanを持つブレステイキングは、このタフなコースをこなす血統の下地があり、軽視できない。

一方、キングマンボ系種牡馬の成績は【0-1-0-8】とこちらも低調だ。唯一の馬券内が母系にドイツの血を持つエイシンフラッシュ産駒・ココロノトウダイであったことからも、パワーとスタミナが豊富な欧州の血のプラスアルファが必要だとわかる。

今年出走予定のキングマンボ系は5頭いるが、凱旋門賞馬のワークフォース産駒・アトミックフォースには、人気以上の好走を期待したい。

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■中山芝2000mにサドラー系がフィット

ディープインパクト系やキングマンボ系など主流血統が不振の中、パワーとスタミナに長けたサドラーズウェルズ系の種牡馬の好走が目立つ。

過去3年、サドラーズウェルズ系産駒は4頭(6回)出走し、2018年はメイショウサムソン産駒のストレンジクォークが10番人気3着、19年はフランケル産駒のタニノフランケルが9番人気3着、20年はTeofilo産駒のテリトーリアルが11番人気3着。いずれも人気薄での好走であり、近年の中山金杯のトレンド血統と言える。

今年出走予定のサドラーズウェルズ系は、ローエングリン産駒のトーセンスーリヤの1頭のみ。2017年以降、父ローエングリン、母父サンデー系の配合馬が1月の中山芝のレースに出走すると【5-2-1-12】(勝率25%、複勝率40%/単回収値255)と好成績を残している。

冬枯れの中山芝を得意とする血統構成のトーセンスーリヤに初夢を託してみたくなる。

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文・SPREAD編集部


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