■ヨーホーレイク
【中間調整】日本ダービー7着後、菊花賞の前哨戦・神戸新聞杯の前に、目に外傷を負って休養へ。治療が長引いて結局、ダービー以来7カ月ぶりの復帰戦となる。立て直しの調整再開は12月中旬。500キロを超す大型馬だけに、プール調整を入れながらの絞り込みを図り、坂路とCWコースの併用でメニューを消化してきた。1週前は同じく日経新春杯に出走するフライライクバード、次週のアメリカJCCに出走予定のポタジェとの3頭併せを敢行。追われてからも反応が鈍く、フライライクバードに0秒2差に遅れるなど、久々を感じさせる物足りない動きだった。
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【最終追い切り】再び栗東CWで併せ馬。鞍上の川田将雅騎手を背に、古馬オープンを1秒以上と大きく追走し、最後は併入に持ち込んだのは及第点。6F81秒台から、4F52秒台、終い1Fは12秒を切る時計自体は悪くなく、とくにラストの追い上げはさすがのキレ味と言ったところ。
【見解】最終追い切りだけを見れば仕上がっているが、1週前の動きを見れば、ギリギリ間に合ったという内容。もともと調教では動かないタイプではあるが、昨春のピーク時と比べればまだ反応が鈍く、いかにも休み明けと言った内容。叩いて次走、という印象は否めない。
総合評価「B」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。