第69回・日経新春杯(GII、芝2200m)の枠順が14日、発表された。
有馬記念の4着馬ステヴェローチェは2枠4番に、昨年の日本ダービーで7着だったヨーホーレイクは5枠10番、アルゼンチン共和国杯で3着だったフライライクバードは4枠8番からのスタートとなる。
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■良血馬ヨーホーレイクが鬼門の5枠に
本来であれば京都競馬場での開催だが、昨年に引き続き今年も中京競馬場で行われる。そのため、中京芝2200mで開催された3勝クラス以上(3歳限定戦除く)のレース結果を参照データとした。
上位人気が予想されるステヴェローチェが入った2枠は【2-0-0-11】となっており、昨年はサンレイポケット(4着)とサトノソルタス(5着)が2枠に入っていたが、ともに馬券圏内まであと一歩といった内容だった。一方で、こちらも上位人気が予想されるヨーホーレイクが入った5枠は【0-1-1-13】と全く振るっていない。昨年の日経新春杯でも1番人気(単勝2.8倍)の支持を受けたアドマイヤビルゴが10着に敗れ、2番人気(単勝4.7倍)のヴェロックスが9着に沈んでいるように人気馬の凡走も多くみられる。今年も全幅の信頼は置けないだろう。
また、ロードマイウェイ、ヤシャマルが入った3枠は複勝率が38.5%とトップの数値を誇る良枠となっており、昨年も13番人気のミスマンマミーアが2着に好走するなど穴馬の激走も目立つ。良枠を確保した2頭の思わぬ好走にも警戒しておきたいところだ。
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■最多5連対の8枠に伏兵馬が入る
一方で8枠は【3-2-1-14】と最多タイの3勝を挙げ、連対数5回と好成績を収めているものの、昨年はレクセランスとミスディレクションがともに大敗してしまっている。今年8枠に入ったのはダノンマジェスティ、トラストケンシンの2頭だか、なかでもトラストケンシンは2走前の甲斐路Sで8枠から快勝しているだけに外枠は歓迎だろう。この馬が波乱の使者となることも想定したい。
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日経新春杯2022予想コラム一覧
▼追い切り診断
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▼データ予想
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文・SPREAD編集部