【京都記念/騎手データ】阪神開催で数値“急上昇” 驚異的な強さを発揮する「栗東のベテラン」に注目

13日は阪神競馬場で今後の中距離GIに繋がる京都記念(GII、芝2200m)が行われます。

京都競馬場の大規模改修工事のため、昨年と同様に今年も阪神芝2200mが舞台となりました。そのため、阪神芝2200m重賞の過去データ(2000年以降)を集計の上、阪神芝2200m重賞で気になる騎手データを見て行きます。集計対象レースは宝塚記念(阪神開催分)、2020年以降のエリザベス女王杯、昨年の京都記念です。

なお、先週の東京新聞杯で「熱い組み合わせに該当する以上割り引く必要はない」と紹介した田辺裕信騎手&イルーシヴパンサーが見事1着。2月最初の重賞でもデータ上注目すべき騎手が活躍してくれました。

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■この舞台なら池添謙一騎手を信頼

今年の京都記念に騎乗する騎手の中で過去阪神芝2200m重賞に経験があるのは10騎手。各騎手の騎手データは次の通りです。

[2000年以降]阪神芝2200m重賞の騎手別成績

宝塚記念の騎手データ紹介時に述べたことと重なるかもしれませんが、春秋グランプリレースで驚異的な強さを発揮するのが池添謙一騎手です。

有馬記念、宝塚記念とも好成績で、阪神芝2200m重賞では着順と人気のバランスに優れ、連対率も人気を思えば26.7%と優秀です。2005年の宝塚記念ではスイープトウショウ(11人気1着)、2014年の宝塚記念記念ではカレンミロティック(9人気2着)、2015年の宝塚記念でもショウナンパンドラ(11人気3着)と、穴馬を好走させることが多く、人気馬でも人気薄でも買うべき騎手でしょう。

また【池添謙一騎手】×【4歳馬】の組み合わせは過去【2-0-2-2】で連対率33.3%、複勝率66.7%に数値が上昇。同騎手は今年の京都記念で前日15時時点7人気のラーゴム(牡4、栗東・斉藤崇厩舎)に騎乗予定。熱いデータに該当する組み合わせですから押さえて損はありません。阪神芝2200m重賞の申し子として今回もらしい競馬を見せてくれるのか注目です。

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■和田竜二騎手も優秀

また、和田竜二騎手も着順と人気のバランスに優れ、騎乗馬全体の質を考慮すると上々の連対率(25.0%)を記録できています。

数値的にテイエムオペラオー(2000年の宝塚記念1着、2001年の宝塚記念2着)の影響は大きいものの、2018年の宝塚記念ではミッキーロケット(7人気1着)、2021年の京都記念ではステイフーリッシュ(3人気2着)と1番人気以外の馬で近年結果を残せているのは強調できますね。

そして同騎手が今年の京都記念で騎乗を予定するのが前日15時時点で12人気のダノンマジェスティ(牡7、栗東・音無秀孝厩舎)。人気はまったくありませんが、ミッキーロケットと同じ和田竜二騎手と音無秀孝調教師の組み合わせですから、念のため押さえた方がいいかもしれませんね。

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■福永祐一騎手は人気次第か

一方、この舞台ではワンパンチ足りない競馬が続くのが福永祐一騎手です。人気馬に騎乗する機会が少ないこともありますが、人気と比べると着順が落ち込み、掲示板止まりに終わるケースが多いですね。なお、3番人気以内では【0-1-0-1】ですから、当日の騎乗馬の人気次第かもしれません。

同騎手は今年の京都記念で15時時点2人気のジェラルディーナ(牝4、栗東・斉藤崇厩舎)に騎乗予定。当日まで人気が続くようなら信頼できそうです。

以上、今回は阪神芝2200m重賞の過去データを元に京都記念に騎乗する3騎手のデータをご紹介しました。データ注目騎手として阪神芝2200m重賞での活躍が目立つ池添謙一騎手を取り上げたいと思います。

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京都記念2022予想コラム一覧

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▼穴馬予想
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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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