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【京都記念/前走ローテ】巻き返しを期する人気馬に追い風 該当する“レース格”と“距離”の「好走条件」

 

【京都記念/前走ローテ】巻き返しを期する人気馬に追い風 該当する“レース格”と“距離”の「好走条件」

13日に阪神競馬場で行われる第115回・京都記念(GII、芝2200m)のデータを紹介する。

昨年はオークスを制したラヴズオンリーユー、一昨年は秋華賞を制したクロノジェネシスが優勝しており、2年連続して牝馬が活躍している。今年も21年のオースク馬ユーバーレーベンが登録されている。また、菊花賞で1番人気の支持を得るも13着と大敗したレッドジェネシス、母にジェンティルドンナを持つ良血馬ジェラルディーナら4歳世代に加え、天皇賞・秋やジャパンCでともに4着と実力を示したサンレイポケットなどが出走予定だ。

ここでは過去10年の京都記念の結果を基に予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

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■最多勝利ローテ組は不在

過去10年で最多となる2勝を挙げているのは有馬記念組と香港ヴァーズ組。昨年は有馬記念10着だった1番人気のラヴズオンリーユーが巻き返し勝利していた。今年はどちらとも該当するローテを歩んできた馬は1頭もいない。

香港ヴァーズ 【2-1-0-0】 勝率66.7%、連対率100.0%、複勝率100.0%
有馬記念 【2-0-3-4】 勝率22.2%、連対率22.2%、複勝率55.6%
アメリカJCC 【1-1-1-12】 勝率6.7%、連対率13.3%、複勝率20.0%
エリザベス女王杯 【1-1-0-4】 勝率16.7%、連対率33.3%、複勝率33.3%
中山金杯 【1-1-0-6】 勝率12.5%、連対率25.0%、複勝率25.0%
天皇賞・秋 【1-1-0-2】 勝率25.0%、連対率50.0%、複勝率50.0%
菊花賞 【1-1-0-1】勝率33.3%、連対率66.7%、複勝率66.7%
新潟記念 【1-0-0-0】 勝率100.0%、連対率100.0%、複勝率100.0%

次点はアメリカJCC組、エリザベス女王杯組、中山金杯組、天皇賞・秋組、菊花賞組、新潟記念組の各ローテが勝ち星を分け合っており、今年はアメリカJCC組からエヒト、中山金杯組からレッドガラン、菊花賞組からレッドジェネシスが出走予定だ。一方、過去10年で馬券内に好走した30頭のうち前走GI組が21頭、GII組が5頭、GIII組が3頭、OP組が1頭と前走GI組が圧倒的に有利となっており、レースの「格」がポイントとなっている。

また、前走の距離別に成績を分けてみると以下の通り。

2000m 【3-2-0-14】勝率15.8%、連対率26.3%、複勝率26.3%
2200m 【2-2-2-20】勝率7.7%、連対率15.4%、複勝率23.1%
2400m 【2-2-4-23】勝率6.5%、連対率12.9%、複勝率25.8%
2500m 【2-0-3-6】勝率18.2%、連対率18.2%、複勝率45.5%
3000m 【1-1-0-2】勝率25.0%、連対率50.0%、複勝率50.0%

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最も馬券に絡んでいるのは前走2400m組の8回となっているものの、すべての数値でトップの成績を収めているのは前走3000m組だ。また距離延長組が【3-4-0-26】という成績なのに対し、距離短縮組は【5-4-8-34】と圧巻の成績を収めている。さらに前走から500m以上の距離短縮で挑んできた馬は【1-2-1-4】という成績で、複勝率は50%と高いアベレージを残している。

今回該当するのは菊花賞で1番人気の支持を得たレッドジェネシス。13着と大敗し人気を裏切る形となったが今回は巻き返しに期待がかかるだろう。

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文・SPREAD編集部