■シゲルピンクルビー
4番人気に支持された前走の函館スプリントSでは、3番手からレースを進めるも終いの伸びを欠き10着に敗退したシゲルピンクルビー。道中は悪くないように見えたが、前半3ハロンが32秒8という淀みのない流れの中、追走するのに必要以上に脚を使わされたよう。実績を考えればやや物足りない内容だったが、敗因がはっきりしている以上は度外視したい。
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3歳シーズンは春のフィリーズレビュー勝ちを最後に苦戦が続いていたが、年が明けて2戦目となった2走前の鞍馬Sで久々のV。先行策から早めに先頭へ立ち、そのまま押し切っている。脚力はこのクラスでも通じるものを持っており、あとは道中いかに脚を溜められるかどうかだろう。最近はスタートも安定してきており、戦略に幅が出てきた点もいい。
それでいながら前走の負けで人気を落とすことは必至で、妙味たっぷりの存在。高配当の使者となる可能性は十分で、買い目には加えておきたい一頭だ。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。