【オールカマー/騎手データ】「堅軸」は条件合致で“複勝率100%”の美浦名手 気になる松山弘平の評価は?

25日は中山競馬場で天皇賞・秋の前哨戦となるオールカマー(GII、芝2200m)が行われます。そのレース名の通り数多の名馬が参戦してきたレースで、2018年はレイデオロがオールカマー、天皇賞・秋を連勝しました。

今回は2002年、2014年の新潟開催を除く2000年以降の過去データを集計対象に気になる騎手データを見ていきます。

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■乗れているのは戸崎圭太騎手

今年のオールカマーに騎乗する騎手の中で、2002年、2014年の新潟開催を除く2000年以降のレースで騎乗経験があるのは9騎手。各騎手のデータは次の通りです。

[2000年以降]オールカマーの騎手別成績(2002年、2014年の新潟開催を除く)

オールカマーは多数の騎手が勝利しているレース。また、期間内3勝を挙げる蛯名正義元騎手は調教師に転身済み。2勝の柴田善臣騎手は不在です。そのためやや寂しいデータとなりましたが、騎手ごとの巧拙がはっきりしている分かりやすい重賞かもしれませんね。

連対経験がある騎手を中心に見ていくと、着順と人気のバランスに優れ、連対率も33.3%と高い戸崎圭太騎手にまず注目できます。2017年はステファノス(1人気)で惜しくも2着に敗れてしまったものの、20年はセンテリュオ(5人気)を1着に導いていますね。

見逃せないのが生産牧場で【戸崎圭太騎手】×【ノーザンファーム】は【1.1.1.0】と複勝率100%のデータが見つかります。2019年のグレイル(6人気3着)も上記パターンに該当しますので、ほぼ鉄板級と考えられますね。

なお、今年のオールカマーで戸崎圭太騎手が跨るのがノーザンファーム生産馬のヴェルトライゼンデ(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)。100%データに該当すること、ヴェルトライゼンデも同舞台のアメリカンJCCで2着に好走していることから堅軸と考えてみてください。

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■福永祐一騎手は人気次第か

続いて過去2回と少ない騎乗数の中で結果を残せている福永祐一騎手について見ていきましょう。同騎手は2019年のレイデオロ(1人気)は4着でしたが、16年のサトノノブレス(3人気2着)で好走歴がありますね。ただし、さすがに2鞍ではサンプル不足で、このデータからうかがえるのはほぼ人気通りの走りが見込めること。

なお、同騎手は前日16時時点10番人気のフライライクバード(牡5、栗東・友道康夫厩舎)に騎乗予定。当日もっと人気するようなら押さえた方がいいかもしれません。

■川田将雅騎手は不振

さらに過去の騎手データ内で何度か中山芝重賞ではそこまで優れないと伝えた川田将雅騎手のデータを見ていきます。【0.0.1.2】の中身を見ていくと、2013年はダノンバラード(1人気)で3着、21年はレイパパレ(1人気)で4着と、人気に応えられていません。

人気なら3度目の正直があって良さそうですが、同騎手が跨る前日16時時点2番人気のソーヴァリアント(牡4、美浦・大竹正博厩舎)はデータ上、強く推せません。

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■松山弘平騎手は割り引く必要なし

最後にオールカマーに初騎乗する松山弘平騎手を考察していきます。同騎手が跨るのは三冠牝馬のデアリングタクト(牝5、栗東・杉山晴紀厩舎)で、当日は抜けた1番人気が濃厚です。

2000年以降の中山芝2200m戦の過去データは次の通り。

[2000年以降]中山芝2200m戦の松山弘平騎手成績

過去騎乗数は11鞍と限られるものの、数値は優秀です。2013年の湾岸Sでは11番人気のシゲルササグリを2着に導き、そして19日のセントライト記念はガイアフォース(3人気)で勝利を飾っています。

ほぼ人気通りの着順が見込め、単勝回収率100%、複勝回収率155%と妙味も十分。人気でも疑ってかかる必要は一切なさそうですね。

以上、オールカマーの気になる騎手データでした。データ注目騎手として戸崎圭太騎手、松山弘平騎手の2名を推奨します。上記2騎手の馬連1点やワイド1点で勝負する価値ありと見ていますが、果たしてデータ通りの決着となるか注目してみてください。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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