【スプリンターズS/追い切り診断】前走惜敗の重賞馬に高評価「A」 “王道”な調整で好気配にある

 

【スプリンターズS/追い切り診断】前走惜敗の重賞馬に高評価「A」 “王道”な調整で好気配にある

■タイセイビジョン

【中間調整】昨年のスプリンターズSはゲート後の不利が祟り、回ってきただけの12着。その後勝利こそないものの、スプリント重賞で3回の2着を積み上げ、今年もスプリンターズSに挑んでくる。前走・北九州記念で2着になった後は予定通り放牧に出てスプリンターズSに向け英気を養った。9月13日に栗東へ戻り、15日にCW単走で3F35秒8-1F11秒8(馬なり)を楽にマーク。夏の疲れを抜きつつ、勢いは維持する絶妙なケアが短期放牧の間に施されたようだ。1週前追いのCW併せ馬には福永騎手が騎乗。シリウスSに向けて調整されているオーヴェルニュを子供扱いし、アオりにアオって併入に持ち込んだ。

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【最終追い切り】レース当週追いにも福永騎手が騎乗、CWで先行2頭の内へ進路を取る3頭併せを行った。懸命に追われる外の2頭に対し、まったくの馬なりで対応。持ったままの手応えで加速し、追いすがってきた相手を子供扱いして1頭に先着、1頭と併入している。

【見解】中間の速い時計は3本。ひと追いごとに走りの鋭さを出す“王道”な調整ができている。最終追いでは体を並べだ状態から気持ちが強く出そうな場面もあったが、名手がしっかりなだめて最後の加速まで脚を温存できたのもいい。夏に2戦した疲れは感じられず、好気配にある。

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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