【スプリンターズS/騎手データ】一発なら条件合致で“馬券圏内率100%”のホープに期待 軸は勝負強さ抜群のGIハンター

2日は中山競馬場で秋GIシリーズの開幕戦・スプリンターズS(GI、芝1200m)が行われます。

今回は2002年、14年の新潟開催を除く2000年以降の過去データを集計対象に気になる騎手データを見ていきます。

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■軸はメイケイエール騎乗の池添謙一騎手で決まり

今年のスプリンターズSに騎乗する騎手の中で、2002年、14年の新潟開催を除く2000年以降のレースで騎乗経験があるのは半数の8騎手。国分恭介騎手、荻野極騎手、丹内祐次騎手、丸田恭介騎手、団野大成騎手、西村淳也騎手、横山武史騎手、菊沢一樹騎手の8騎手はスプリンターズS初騎乗です。

そのため騎乗経験がある騎手はアドバンテージがありそうですね。各騎手のデータは次の通り。

[2000年以降]スプリンターズSの騎手別成績(2002年、2014年の新潟開催を除く)

スプリンターズSは分かりやすいレースかもしれません。過去勝利経験がある騎手は3名に絞られ、20%以上の連対率を記録できている騎手も3名のみです。

連対率20%以上の騎手を中心に見ていくと、着順と人気のバランスに優れ、連対率も35.7%と優秀な池添謙一騎手にまず目が行きます。2003年のデュランダル(5人気)、11年のカレンチャン(3人気)の2頭で勝利を収め、両馬は次の年も(デュランダルはその次の年も)好走。さらに2013年は15番人気のマヤノリュウジンで0秒1差の3着と人気馬でも大穴馬でも怖い騎手です。

素の成績が優秀で、単勝回収率137%、複勝回収率160%と回収率にも優れる同騎手。また【池添謙一騎手】×【4歳馬or5歳馬】の組み合わせは【2.2.0.2】の連対率66.7%を記録し、単勝回収率は321%にまで達します。デュランダル、カレンチャンと人気と実力を兼ね備える馬に跨ったてきた結果かもしれませんが、人気の池添謙一騎手は信頼できますね。

同騎手は今年のスプリンターズSで前日1番人気のメイケイエール(牝4、栗東・武英智厩舎)の手綱を取ります。熱いパターンに合致するだけに「堅軸」として考えた方がいいでしょう。メイケイエールの悲願のGI制覇が明日見られるかもしれません。

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■栗東の大ベテラン・岩田康誠騎手は人気次第

続いて池添謙一騎手と同等の成績を残す岩田康誠騎手について見ていきましょう。同騎手は2012年のロードカナロア(2人気)、13年のロードカナロア(1人気)で連覇を飾っています。2017年のレッツゴードンキ(5人気2着)のように伏兵馬を上位に持ってきたこともありますが、全体的な単複回収率は低めで、絞って買うべき騎手かもしれません。

なお、2番人気以内は【2.1.0.0】連対率100%と堅実です。同騎手が今年跨るのが前日11番人気のダイアトニック(牡7、栗東・安田隆行厩舎)。当日上位人気に推されるようなら話は別ですが、このままの人気が続くようなら押さえが精一杯かもしれませんね。

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■穴なら栗東のホープ・松山弘平騎手

最後に連対率こそ20%ですが、複勝率60%と高い数値を誇る松山弘平騎手を詳しく見ていきましょう。同騎手は集計期間内3度の馬券絡みがあり、2012年のドリームバレンチノ(9人気3着)、20年のアウィルアウェイ(10人気3着)と穴馬2頭で結果を残せています。

また注目は騎乗馬の年齢で【松山弘平騎手】×【5歳以下】の組み合わせは【0.1.2.0】と複勝率が100%に達します。奇しくも同騎手が今年のスプリンターズSで騎乗予定なのが前日7番人気の3歳馬ウインマーベル(牡3、美浦・深山雅史厩舎)。

過去データから頭まではどうかも複勝率100%データに該当する以上、2、3着に食い込んでくるケースは考えておきたいですね。

以上、スプリンターズSの気になる騎手データでした。データ注目騎手としてメイケイエールに跨る池添謙一騎手、ナムラクレアに跨る浜中俊騎手を推奨します。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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