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【MLB】愛犬に“ハーパー”と命名の吉田正尚が世界一狙うフィリーズに興味? 米メディアも動向注視

 

【MLB】愛犬に“ハーパー”と命名の吉田正尚が世界一狙うフィリーズに興味? 米メディアも動向注視
吉田正尚(c)Getty Images

雨天順延となっていたワールドシリーズの第3戦が1日(日本時間2日)、フィラデルフィア・フィリーズの本拠地シチズンズバンク・パークで行われ、フィリーズが7-0でヒューストン・アストロズを圧倒。対戦成績を2勝1敗とした。この試合、フィリーズはワールドシリーズタイ記録となる1試合5本塁打を達成。「9番・中堅」で先発出場した前ロサンゼルス・エンゼルスのブランドン・マーシュもソロ本塁打を含む2安打1打点と活躍、大勝に貢献した。

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■シリーズ史上4度目の1試合5本塁打

フィリーズは当初、第3戦の先発マウンドに前エンゼルスのノア・シンダーガードを送る予定だったが、雨天順延を受けて変更。ロブ・トムソン監督はシンダーガードに代えて、左腕ランヘル・スアレスを先発登板させた。結果的にこの決断が奏功。アストロズ打線を5回3安打無失点に封じる快投を演じた。

軽快なスアレスの投球に乗せられ、打線も爆発。初回、4番ブライス・ハーパーの2ランで先制すると、続く2回にはアレク・ベームとマーシュにもソロアーチが飛び出し、リードを広げた。さらに5回、今度はカイル・シュワバーの2ラン、リース・ホスキンスのソロと2者連続アーチを披露し、シリーズ史上4度目となる1試合5本塁打をマーク。結局、投手陣の好投と一発攻勢でアストロズを7-0で粉砕した。

■「アイ・ラブ・ユー、ジャパン」とハーパー

試合後、NHKのインタビューに応じたマーシュは「今日の試合は1番から9番まで全員が活躍した。またブルペンも非常に良い仕事をした。(2回の)本塁打は甘いボールを見逃さず、うまく打つことができた。この勝利は大きい」と振り返った。さらに、フィリーズ移籍後、打撃フォームが変わったことを指摘されると「確かに少し重心を低くした。打撃コーチをはじめ、ハーパーやシュワバーのようなベテラン左打者からアドバイスを受けており、それを参考にしている。それが今のところ成功している」と飛躍の理由を語った。

そして最後、インタビュアーの「ありがとうございました」という日本語に対して、「ドウイタシマシテ アイ・ラブ・ユー、ジャパン!」とカメラに向かって声高に返答した。エンゼルス時代は、大谷翔平を兄貴分として慕い、交流する姿を何度も見せてきたマーシュ。その過程で覚えた日本語を駆使し、ユーモアたっぷりに締めた。

■サイン入りユニフォームをアップ

世界一を視界に捉えているフィリーズを巡っては、日本のファンにとっても気になる話題が浮上している。それはポスティングシステムにより、今オフのメジャー移籍を希望している吉田正尚(オリックス)の動向だ。米スポーツサイト『Fan Nation』は、「ハーパーに夢中な日本球界のスターがフィリーズでのプレーを希望」と伝えた。

吉田は以前から昨季ナ・リーグMVPのファンとして知られており、自身のインスタグラムでも元同僚アダム・ジョーンズの計らいで手に入れたハーパーのサイン入りユニフォームを着た画像をアップしていた。さらに愛犬にもハーパーと名付けるほどで、同サイトは「ハーパーはチームをワールドシリーズに導いただけでなく、今度はフィラデルフィアに日本のスーパースターを呼び寄せるかもしれない」と記した。

そもそもオリックスがポスティングを認めるかどうか不透明であり、今後も紆余曲折が予想されるが、日本でもフィリーズの名前が脚光を浴び始めた。

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文・SPREAD編集部