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【朝日杯FS/脚質傾向】ダノンタッチダウンに“黄信号” 末脚より「先行力」が重要

[朝日杯FS]過去8年の脚質傾向
[朝日杯FS]過去8年の脚質傾向

18日に阪神競馬場で行われる第74回朝日杯フューチュリティS(GI、芝1600m)の過去10年データ分析を紹介する。

今年は夏の2歳重賞で牝馬が活躍し、牡馬は混戦模様。デビューから2連勝でサウジアラビアRCを制したドルチェモア、京王杯2歳S覇者のオオバンブルマイ、デイリー杯2歳S勝ち馬のオールパルフェ、同2着のダノンタッチダウンらが主力を形成する。

ここでは予想のヒントになる「脚質傾向」を分析していく。なお、データは施行条件が現在の阪神芝1600mへ変更となった2014年以降とする。

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■先行押し切りが主流

過去8年、逃げ【0.0.1.7】、先行【4.1.1.24】、差し【3.6.5.40】、追込【1.1.1.35】と、阪神ジュベナイルFに比べて、やや「前」有利。キレ味勝負になりやすい牝馬限定戦と比べ、前で押し切る展開が多い傾向にある。

[朝日杯FS]過去8年の脚質傾向

ウイニングポジションは【4.2.1.26】を誇る4角2~5番手。2017年のダノンプレミアム、19年のサリオス、20年のグレナディアガーズが3連勝を飾り、昨年はセリフォスが2着に入った。4角10番手以下は【3.3.1.44】と圏内だが、これが13番手以下になると【1.1.1.25】と厳しい数字となる。

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新馬を逃げ切り、前走・サウジアラビアRCを2番手から押し切ったドルチェモア、好位抜け出しで前走・京王杯2歳Sを制したオオバンブルマイは、理想のポジションをキープできそうだ。

一方、逃げ切りはゼロであり、前走・デイリー杯2歳Sを逃げ切ったオールパルフェはハードルが高い。前走、同レース2着のダノンタッチダウンも、発馬後に行き脚が鈍かっていただけに、ここでスタートを決めなければ危うい。

なお、上がり3Fは1位が【4.2.1.3】、2位は【2.3.0.6】、3位以下は【2.3.7.97】。とはいえ、上がり1位の優勝は昨年のドウデュースが6年ぶりであり、近年、上がり最速の条件は求められない。ここでも、末脚自慢のダノンタッチダウンには疑問符が付く。

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文●SPREAD編集部


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