【高松宮記念／人気傾向】「3連単100万円超」が過去2回も、今年は上位人気のうち“2頭”を信頼

26日に中京競馬場で行われる第53回高松宮記念（GI、芝1200m）の過去10年データを紹介する。

シルクロードSで重賞3勝目を挙げたナムラクレア、GI初制覇の期待がかかるメイケイエール、4連勝で阪急杯を制したアグリ、約1年3カ月ぶりに復帰する2021年のスプリンターズS覇者ピクシーナイト、前年覇者のナランフレグらが出走予定。

ここでは予想のヒントになる「人気傾向」を分析していく。

◆【高松宮記念2023予想／血統傾向】GI馬に“不安一掃”データ　「配合×コース×枠」条件で馬券内率5割超

■波乱の使者は関東馬だが…

2019年に3番人気ミスターメロディが1着、12番人気セイウンコウセイが2着、17番人気ショウナンアンセムが3着で3連単449万7470円。昨年も8番人気ナランフレグが1着、5番人気ロータスランドが2着、17番人気キルロードが3着で3連単278万4560円と、過去10年で2回の100万円超えが出ている。

しかし、5番人気以上が【8.7.6.29】複勝率42.0％と上位人気が不振というわけではない。過去10年で1＋2＋3番人気の組み合わせは2回。1＋2番人気は4回、1＋3番人気は3回、2＋3番人気は3回だった。3着内に3番人気以上が入らなかったのは昨年のみ。それでも、2着に5番人気が入っており、下位人気だけでの決着というのはない。

過去、10番人気以上で好走した4頭はすべて関東馬。そのうち、3頭は前走・重賞で3着以内に入っていた、いわゆる盲点だったが、今年は該当馬がいない。つまり、大波乱まではいかないと予想する。

一方、3番人気以上では関東馬【0.1.2.3】、関西馬【6.5.3.10】と、上位人気は関西馬が結果を残す傾向にある。過去優勝した関西馬6頭に共通しているのは、前走・重賞制覇の臨戦過程。ナムラクレアとアグリが当日3番人気以上なら、この2頭を中心に馬券を組み立てるのがセオリーとなりそうだ。

▼その他、過去10年データ傾向
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